1980年代に「Jeopardy」や「The Breakup Song (They Don't Write 'Em)」などをヒットさせた、米国人シンガーソングライターの
グレッグ・キーン(Greg Kihn)が死去。アルツハイマー病を患い、闘病の末、8月13日に亡くなったことを彼の家族が発表しています。75歳でした。
キーンはボルチモア生まれ。サンフランシスコに移住し、グレッグ・キーン・バンドを結成。70年代に数枚のアルバムをリリースした後、キーンは1981年に「The Breakup Song (They Don't Write 'Em)」でブレイクし、ビルボード・ホット100チャートで15位にランクインした。
その数年後、1983年のアルバム『Kihnspiracy』に収録された「Jeopardy」が大ヒット。当時誕生したばかりのMTVの初期の定番曲となったこの曲はビルボード・ホット100チャートで2位にまで上り詰めたが、マイケル・ジャクソンの「Beat It」に阻まれ、1位を逃した。
「Jeopardy」は、その1年後にアル・ヤンコビックによってパロディ化もされた(曲名「I Lost on Jeopardy」)。
キーンは数々のアルバムをリリースしたほか、ホラー小説も数作執筆した。また、1996年から2012年までベイエリアのクラシックロック専門ラジオ局KUFXでDJも務めていた。