Dave Stewart / Ebony Mcqueen
ユーリズミックス(Eurythmics)での活躍でも知られる
デイヴ・スチュワート(Dave Stewart)の10代の頃を題材にした劇映画『Ebony McQueen』が制作決定。1960年代から70年代初頭を舞台にした青春物語で、デイヴがイングランド北東部で過ごしたティーンエイジャーの頃と、ミュージシャンになるきっかけとなったレコードやサウンドトラックからインスピレーションを得た作品。デイヴがDeadlineの取材に応じて明らかにしています。
監督は映画『エリザベス』などのシェーカル・カプール。
映画ではデイヴの楽曲(音楽と歌詞)がフィーチャーされ、『スラムドッグ$ミリオネア』などで知られるインドの著名な作曲家
A.R.ラフマーン(A.R.Rahman)がデイヴと組んで、この映画の音楽を担当します。
映画『Ebony McQueen』は、デイヴが2022年にリリースした同名の自伝的3部作アルバムと、デイヴがローン・キャンベル、セルマ・ディミトリジェヴィッチ、ピーター・サウターと共同執筆した脚本に基づいています。
デイヴは10代の頃、サッカーに明け暮れていましたが、試合中の激しいタックルで膝を故障したことで、プロのサッカー選手になる夢は断たれました。デイヴは「どん底に落ちていたとき、運命の転機が訪れ、僕の人生は一変した。まるで魔法にかかったように音楽が現れた。そう、音楽が僕を見つけ、まったく新しい世界への扉を開いてくれたんだ」とコメントしています。
主人公のエボニー・マックイーンを演じるのは、トニー賞にもノミネートされたことがあるシャロン・D・クラーク。エボニーは架空の人物で、メンフィスからやってきた妖精のゴッドマザーのように、若いデイヴの半自伝的キャラクターに音楽の夢を追うようにと告げる、ブルースのブードゥー・クイーンのような人物だという。
そのデイヴの半自伝的キャラクターであるチャーリー・マクガーベイを演じるのはトム・A・スミス。このほか、映画には英国、南アジア、米国の俳優が出演する予定で、現在キャスティングが進められています。
撮影は、かつて造船業で栄えたデイヴの故郷であるサンダーランドで行われ、2025年春には開始される予定です。