Steve Harris & Paul Di'Anno
2022年、
アイアン・メイデン(Iron Maiden)の
スティーヴ・ハリス(Steve Harris)と元バンドメイトの
ポール・ディアノ(Paul Di'Anno)が再会したのは話題となりました(詳しくは
こちら)。その後も交流は続いているのでしょうか? ディアノがBraveWordsの新しいインタビューの中で、定期的に連絡を取り合っていると話しています。また自身の健康状態についても話しています。
「スティーヴとはよく話をするよ。いつもWhatsAppとかで連絡を取り合っているんだけど、ほとんどがウェストハム・ユナイテッドのサッカーとかの話だよ。
数年前、彼がバハマにいたときに電話をくれたことがあった。俺はイングランドで凍えそうだった。俺が“どこから電話しているんだ?”と聞いたら“バハマにいる”と言っていた。“ふざけんな”て感じだったよ(笑)。まあ、でも、彼とはよく連絡を取り合っているし、会うことができて本当に素晴らしかったよ。楽しかった。彼もそう思ってくれていたらいいんだけど(笑)」
ディアノはまた、8年間車椅子生活を余儀なくされている自身の健康問題についても語っています。計画通りにいけば、車椅子に頼らなくても済むようになるかもしれないという。「車椅子から降りられるのはいつ頃になると思うか」と尋ねられた彼はこう話しています。
「あと半年かそこらで降りられると思よ。残念ながら、今日は本当にしんどい。こっちは猛烈に暑いんだ。敗血症は厄介だよ。俺は地獄を味わった。腱は全部ダメになったし、骨はすべて人工装具を埋め込まれた。膝蓋骨とか、いろんなところがダメになった。ただ、体は縫い合わさりつつある。ツアーに出るために、ここを離れることも多い。ここには3、4週間いる。実際、今はかなり進歩しているよ。
クロアチアで治療を受けているのは、イギリスでは何もできないからだ。残念ながら、イギリスではリンパドレナージュ(※リンパ液をスムーズに流すための施術)すらやってくれない。医療制度は完全に崩壊している。だから、個人的にお金を払ってクロアチアに来たんだ。
俺が病気になったとき、イギリスでは死ぬまで車椅子に座っていなければならないと言われた。8年間も車椅子に座っていたんだから、もうたくさんだと思ったんだ。だから、ここに来るために準備をして、素晴らしい外科医を見つけたんだ。さっきも言ったように、俺は人工の膝だけど、脛の骨も人工骨なんだ。腓骨、脛骨、何と呼ばれているか知らない、それも人工だ。一気に全部やったんだよ」