VA / Why Don’t You Smile Now: Lou Reed at Pickwick Records 19VA /
ルー・リード(Lou Reed)はヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)を結成する前、ピックウィック・レコード(Pickwick Records)で、他のアーティストのためのスタッフ・ソングライターとして働いていました。同レーベルのさまざまなアーティストによって演奏された1960年代半ばの彼の楽曲をまとめたコンピレーション・アルバム『Why Don’t You Smile Now: Lou Reed at Pickwick Records 1964-65』がリリース決定。9月27日にデジタル配信され、10月4日にフィジカルで発売されます。リリース元はLight in the Attic。
リイシュー・レーベルのLight in the Atticはすでに、リードの未発表音源をリリースする「ルー・リード・アーカイブ・シリーズ」の第1弾『Words & Music, May 1965』などをリリースしています。
今回のリリースは、リードの妻であるローリー・アンダーソン(Laurie Anderson)、ルー・リード・アーカイブ、Light in the Atticとのパートナーシップにより実現したもので、リードがピックウィックのために書いた曲を集めた初のコレクション・アルバムです。レア曲、カルト的な名曲、未発表曲を全25曲収録。ジョン・ボールドウィンがレストアとリマスタリングを担当しています。
ザ・プリミティヴズはヴェルヴェット・アンダーグラウンドへの道筋も作りました。ザ・プリミティヴズの初期のツアーにジョン・ケイル(John Cale)が参加したことで、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの種がまかれたのです。このアルバムにも収録されているオール・ナイト・ワーカーズの「Why Don't You Smile」は、ケイルが職業作曲家として初めてクレジットされた曲でした。リリース後まもなく、ケイルとリードはピックウィックから離脱し、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドを結成しました。
■『Why Don’t You Smile Now: Lou Reed at Pickwick Records 1964-65』
01 The Primitives: “The Ostrich” 02 The Beachnuts: “Cycle Annie” 03 The Hi-Lifes: “I’m Gonna Fight” 04 The Hi-Lifes: “Soul City” 05 Ronnie Dickerson: “Oh No Don’t Do It” 06 Ronnie Dickerson: “Love Can Make You Cry” 07 The Hollywoods: “Teardrop In The Sand” 08 The Roughnecks: “You’re Driving Me Insane” 09 The Primitives: “Sneaky Pete” 10 Terry Philips: “Wild One” 11 Spongy and the Dolls: “Really - Really - Really - Really - Really - Really Love” 12 The Foxes: “Soul City” 13 The J Brothers: “Ya Running, but I’ll Getcha” 14 Beverley Ann: “We Got Trouble” 15 The All Night Workers: “Why Don’t You Smile” 16 Jeannie Larimore: “Johnny Won’t Surf No More” 17 Robertha Williams: “Tell Mamma Not to Cry” 18 Robertha Williams: “Maybe Tomorrow” 19 Terry Philips: “Flowers For The Lady” 20 Terry Philips: “This Rose” 21 The Surfsiders: “Surfin’” 22 The Surfsiders: “Little Deuce Coupe” 23 The Beachnuts: “Sad, Lonely Orphan Boy” 24 The Beachnuts: “I’ve Got a Tiger in My Tank” 25 Ronnie Dickerson: “What About Me”