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U2とリック・ルービンのコラボがうまくいかなかった理由をU2本の著者語る ルービンとの楽曲はアルバム1枚分ある?

2024/08/13 13:24掲載
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U2
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U2は2006年にリック・ルービン(Rick Rubin)をプロデューサーに迎えてレコーディング・セッションを行いましたが、日の目を見たのは2曲だけでした。U2の楽曲解説本『U2: Song by Song』の著者であるアーロン・J・サムズはBooked on Rockの新しいインタビューの中で、このコラボレーションがうまくいかなかった理由を語り、また日の目を見ないままのルービンとの楽曲はアルバム1枚分あるとも述べています。

サムズは、U2とルービンはレコーディング・スタジオでのアプローチがかなり異なっていて、それが行き詰まりの原因となった可能性について語っています。

「私の理解では、ルービンはアーティストが曲を用意してくることを期待しており、それを録音して最高の曲にするつもりなんだ。一方、U2は何も用意せずにスタジオに入り、スタジオで曲作りを手伝ってもらったり、アイデアをまとめたりすることを期待している。

私が知る限り、ルービンは彼らとの作業プロセスにおいてそこまで踏み込んだことはしたくなかったようだ。彼は彼らに、もう少しレコーディングの準備ができた状態で来てほしかったんだけど、彼らはたくさんのスケッチ(※曲の構想や主題を大まかに素描したもの)を持って現れた。彼らはブライアン・イーノのような処理を求めていたけど、それは実現しなかったんだよ」

しかしサムズは、このセッションから少なくとも2曲は発表されたと付け加えています。

「そのセッションから生まれたのは、グリーン・デイとの“The Saints are Coming”と“Window in the Skies”だけだった。両曲とも、彼らがリリースしたベスト盤(2006年の『U218 Singles』)に収録されている。でも、ルービンとの楽曲は、彼らが一度も取りかからなかったもの、あるいは取りかかるつもりでいるものも含めて、アルバム1枚分あるんだ」