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アイザック・ヘイズの遺族、集会での楽曲使用をめぐりトランプ陣営を訴えると警告

2024/08/13 12:26掲載
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Isaac Hayes
Isaac Hayes
アイザック・ヘイズ(Isaac Hayes)の遺産管理団体は、ドナルド・トランプ前大統領が大統領選挙キャンペーンでヘイズの楽曲を使用することに不快感を示し、トランプ氏に対して著作権侵害を訴え、期日までに対応しなければ300万ドルのライセンス料の支払いなどを求めて提訴すると警告しています。

問題となっている楽曲は、ヘイズとデヴィッド・ポーターが共作したサム&デイヴのヒット曲「Hold On, I'm Comin'」。遺族がインスタグラムに投稿した通知には、次のように書かれています。

「2022年から2024年の選挙集会で“Hold On I'm Coming”が許可なく使用されたため、ドナルド・トランプ氏と彼の選挙キャンペーンを134件の著作権侵害で訴えています。私たちは、2024年8月16日までに使用の停止、関連するすべての動画の削除、公式な謝罪、および300万ドルのライセンス料の支払いを要求します。従わない場合は、さらなる法的措置を取ることになります」

ヘイズの息子アイザック・ヘイズ3世はSNSにこう書いています。

「ドナルド・トランプは、父の音楽を許可なく継続的に使用しているだけでなく、女性に対する性的虐待の歴史や人種差別的な暴言からも、誠実さや品性の欠如を体現している。このような行為はもはや容認できず、私たちはそれに終止符を打つために迅速な行動を取るつもりです」

セリーヌ・ディオン(Céline Dion)も同様に、トランプ前大統領が大統領選挙キャンペーンで自身の楽曲「My Heart Will Go On」(映画『タイタニック』の主題歌)を使用することに不快感を示しています。彼女のマネジメントはSNSを通じて発表した声明で「このような使用は許可されておらず、セリーヌ・ディオンはこのような使用または類似の使用を支持していません」と述べています。