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菊池雄星投手が三振を取るとリサ・ローブ「Stay (I Missed You)」が流れる ヒューストン・アストロズ移籍後も リサは同曲とヒューストンの不思議な縁を語る

2024/08/08 19:04掲載(Last Update:2024/08/08 19:29)
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Lisa Loeb
Lisa Loeb
メジャーリーグの菊池雄星投手が本拠地球場で三振を取ると、リサ・ローブ(Lisa Loeb)のヒット曲「Stay (I Missed You)」の冒頭♪You sayが流れます。これは名前の雄星とかけたもの。菊池投手は先日、トロント・ブルージェイズからヒューストン・アストロズにトレード移籍しましたが、移籍後も球場で流れています。この曲はヒューストンを舞台にした映画『リアリティ・バイツ』の主題歌で、この曲を最初にラジオで放送したのもヒューストンのラジオ局だったという。リサ・ローブはヒューストン・クロニクル紙の取材に応じて、30年前にヒューストンからヒットしたこの曲がまたヒューストンで話題になっていることについて語っています。

菊池投手は現地時間8月2日、アストロズの本拠地・ミニッツメイドパークでレイズ戦で新天地デビュー先発。メジャー新記録の「新天地デビュー登板で8者連続奪三振」を達成するなど11個の三振を奪いました。

リサ・ローブの「Stay (I Missed You)」の冒頭♪You sayが流るこのルーティンは、トロントのロジャース・センターでDJが始めたものでしたが、リサはその理由がすぐには理解できなかったという。

「私はただ、“わあ、クールだな、日本の野球選手がトロントで三振を取るたびに私の曲を使っているんだ”と思っただけでした。その日のうちに“ああ、彼の名前はユウセイなんだ”と知りました。ただのファンだと思っていたので、両者を結びつけるのに1分かかった。私は一日中、スマートフォンでニューヨーク・タイムズ(のアプリ)で言葉遊びをしているので、それが言葉遊びであることが気に入りました。私の音楽でみんなが楽しんでくれるのが大好き。それは私に喜びをもたらしてくれます」

この曲とヒューストンのつながりは30年前に遡ります。『リアリティ・バイツ』が1994年2月に公開された直後、映画のサウンドトラックから「Stay (I Missed You)」を最初に流したのはヒューストンのラジオ局KRBE FMだったとリサは語っています。この曲はその年の8月、ビルボード・ホット100で3週間1位を獲得しました。

「KRBEのおかげで、この曲は国中、世界中のラジオ局で取り上げられることになった。すべてはヒューストンから始まったのよ」

菊池投手も奪三振後のルーティンを楽しんでおり、以前にトロントのテレビ番組『CityNews』にて「大好きな瞬間だ」と語っていました。

リサは、菊池投手のアストロズへのトレードを聞いたとき、ある懸念を持っていたという。

「“ああ、もう。彼がアストロズにトレードされたから、この曲はもう流れないんだわ”と思っていました。でも驚いたことに、最初の試合で演奏し始めたのよ」

リサは菊池投手との思いがけないつながりを楽しんでいるという。

「とても興奮しているし、誇りに思うわ。彼は素晴らしい選手のようだし、私はプロとして音楽を発表するようになって以来、日本との強いつながりがある。日本には素晴らしいファンがいて、できるだけ日本に行くようにしています。 春休みにも日本人アーティストと一緒に仕事をしていました。

多くの人がこの曲を楽しんでいるのを聞いて、とても興奮しました。このような普通とは違うユニークな理由で、誰かの素晴らしいプレーを祝うことは、素晴らしいつながりです。全く異なるフィールドを通じて、ファンとつながることができる別のフィールドがあるのは楽しいですね」



■菊池雄星投手の三振映像



■「Stay (I Missed You)」のミュージックビデオ