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ドリーム・シアターのジョーダン・ルーデス 新ソロ作にキース・エマーソンの影響 キーボード・ロックのレガシーを守り続けて未来に繋げる決意語る

2024/08/07 14:12掲載
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Jordan Rudess
Jordan Rudess
ドリーム・シアター(Dream Theater)のキーボード奏者ジョーダン・ルーデス(Jordan Rudess)が9月に発売する新ソロ・アルバム『Permission To Fly』はキース・エマーソン(Keith Emerson)の影響がはっきりと感じられる作品だという。ルーデスはGoldmine Magazineの新しいインタビューの中で、エマーソンをはじめとするキーボード・ロックのレジェンドについて語り、そのレガシーに敬意を表して、それを守り続けて未来につなげるが自分のやりたいなんだと話しています。

Q:このソロ・アルバムでは、特にハモンド・オルガンの音色やいくつかのコードの選び方など、あなたの演奏にキース・エマーソンの影響がはっきりと感じられました。それは意図的なものですか?

「そうだね。まあ、キースだからね。まず第一に、僕がコンサート・ピアニストの世界を離れ、シンセサイザーの世界に入ろうと思った大きな理由のひとつがキース・エマーソンなんだ。『Tarkus』を初めて聴いたとき、それから1,000日後に1,000回目を聴いたとき、僕は“ああ、キーボードにはこんな力があるんだ”と思った。それは僕にとって驚きだった。コードもリズムも知っていたし、それは全く新しいことではなかった。でも、彼の演奏を聴いたとき、彼は素晴らしいハーモニー・スタイルを持っていたとはいえ、キーボードからあのようなロックを生み出すことができるんだという事実に気づかされたんだ。おそらく、僕のキーボードロックに最も影響を与えたのは彼だと思う。もちろん、リック・ウェイクマンもいる。彼は決して軽んじてはいけない人物だ。パトリック・モラーツは、ピッチ・ホイールを使ってミニモーグでリードを弾くことを教えてくれた人だと思う。影響を受けた人はたくさんいる。彼がやったことは本当に重要なことだと思うから、僕は敬意を表して、それを守り続けたい。もし僕が何らかの役割を果たせるなら、それを未来につなげたい。それが間違いなく僕のやりたいことなんだ」

同じインタビューの中で、ドリーム・シアターの新しいアルバムとツアーについても語っています。

Q:まだ時期尚早で、ドリーム・シアターの新しいアルバムとツアーについて多くを語れないのは承知していますが、マイク・ポートノイが戻ってきてから、バンド内ではどんな感じですか?

「みんな本当に興奮しているよ。今はジェイムズ(ラブリエ)がヴォーカル・トラックをやっているところ。それからミックスとマスタリングをして、リリース日はその後に発表する予定だよ。キーボードのトラックはできたし、マイク・ポートノイが戻ってきてくれて、とても嬉しいよ。

(2011年にポートノイに代わってドラマーとなったマイク・マンジーニと共に)ドリーム・シアターは13年間生き延びてきたって、みんなと話してきたんだ。グラミー賞も受賞した。いいアルバムをたくさん作って、世界中を何度もツアーした。すべてが良かった。

でも、マイクが戻ってきた今、マイクが持っている魔法や才能には、世界中の誰も持っていないものがあることに気づいた。彼は自分の仕事に情熱を持っていて、ドリーム・シアターにも情熱を持っている。彼はドリーム・シアターに何年も参加していなかったから、とても敬意を払って参加してくれた。彼はマイク・ポートノイ・パワー全開で参加してくれたし、僕たちが作ったこの作品には、その多くが反映されていると感じているよ。ファンのみんなにとっては、本当に意味のあるものになるだろうね。なぜって、彼がドリーム・シアターのサウンド全体、そのあらゆる要素に大きく関わっている人物であることがわかるだろうから。だから、彼は完全に歓迎されている。彼は音楽的な面だけでなく、ツアーを始めるときに発表するセットリストも担当してくれている。彼はそれが大好きなんだ。彼はそれが得意なんだ。僕たちは“マイク、君はこういうことが得意だろ。やってくれ。僕らはそれでOKだ。何とかしてくれ”という感じだった。僕らがやったことをファンは気に入ってくれると思うから、本当にワクワクしている。僕たちはみんな本当に、本当にハードワーカーで、時間と努力を惜しまない。僕たちは互いに気にかけているし、今もインスピレーションを受けている。リスナーやライヴに来てくれる人たちには、僕たちがみんなにとってより大きな報酬を得るためにやっているんだと分かって貰えると思うよ」