オキナワミュージックカンブリア ラジオが語る沖縄音楽50年
喜納昌吉、紫、りんけんバンド、BEGIN、ジョニー宜野湾、パーシャクラブ、地獄車、MONGOL800、Cocco、Kiroro、HY、イクマあきら、ティンクティンク…など。アーティストインタビュー、音楽シーン・現場の証言でひもとく1970-2020年代沖縄音楽クロニクル『オキナワミュージックカンブリア ラジオが語る沖縄音楽50年』がボーダーインクから8月9日発売。
沖縄のミュージックステーション「エフエム沖縄」が、本土復帰から50年、沖縄音楽の潮流を掘り下げた特別番組『オキナワミュージックカンブリア」シリーズを書籍化。貴重なインタビュー、時代の証言多数。時代を席巻した沖縄音楽シーンがよみがえる。
■『オキナワミュージックカンブリア ラジオが語る沖縄音楽50年』
エフエム沖縄「オキナワミュージックカンブリア」編
A5変形判ソフトカバー 208ページ
定価1980円(本体1800円+税)
ISBN 978-4-89982-470-1
<内容>
沖縄音楽生命大爆発!
アーティストインタビュー、音楽シーン・現場の証言でひもとく1970-2020年代沖縄音楽クロニクル。
沖縄のミュージックステーション「エフエム沖縄」が、本土復帰から50年、沖縄音楽の潮流を掘り下げた特別番組「オキナワミュージックカンブリア」シリーズ、待望の書籍化。
喜納昌吉、紫、りんけんバンド、BEGIN、ジョニー宜野湾、パーシャクラブ、地獄車、MONGOL800、Cocco、Kiroro、HY、イクマあきら、ティンクティンク……貴重なインタビュー、時代の証言多数。
沖縄ポップス、オキナワロック、フォーク、ワールドミュージック、ハードコア、レゲエ、バンドブーム、ヒップホップ、エイサーソング。時代を席巻した沖縄音楽シーンがよみがえる。
[沖縄音楽がブームを巻き起こした時代を、地球で生命が大発生・大爆発した「カンブリア紀」になぞらえました]
●目次
はじめに
第一章 1970年代
「日本復帰」前後の沖縄ポップス黎明期
1972年にヒットした沖縄ポップス
「ハイサイおじさん」誕生秘話
【喜納昌吉】インタビュー
チャンプルーズというのは突然変異なんだよね
1970年代のオキナワンハードロック
【ジョージ紫】インタビュー
世界に進出しようという考えはずっと持っていました
沖縄のフォークブーム
知名定男の本土デビューアルバム『赤花』
第二章 1980年代
1980年代の沖縄の音楽状況
沖縄のロックンロールバンド、ハートビーツ
【ジョニー宜野湾】インタビュー
東京のバンドと同じ土俵で戦いたいと思っていました
りんけんバンドのデビュー
りんけんスタジオで聴いたデモテープ
「三線一本に負けない」サウンド作り
【照屋林賢】インタビュー
僕の特徴はサウンドよりメロディじゃないかな
ポップスの中のウチナーグチ
「六人組」というバンド
BEGINが見た80年代
【BEGIN】インタビュー
やっぱり沖縄のバンドを最高だと思っていたんですよ
第三章 1990年代
「カンブリア爆発」な90年代へ
Kiroroの結成とデビュー
90年代の沖縄ブームとTHE BOOMの「島唄」
93年、離島勢のデビューラッシュ
新たな時代の沖縄ポップスを生んだパーシャクラブ
【パーシャクラブ 上地正昭】インタビュー
ジャズやりたいために趣味で作ったバンドなわけさ
ラジオからの最大ヒット「風のどなん」と「長い間」
沖縄CMとラジオからどんどんヒット曲が生まれた
【「風のどなん」 作曲家 天久和也】インタビュー
西泊茂昌の声に感動して曲を作りました
90年代後半からの沖縄ハードコアシーン
沖縄ハードコアのアイコン、地獄車!
ライブイベント「タワーリングインフェルノ」
【地獄車 下條スープレックスホールド】インタビュー
自分らで、まさしくDO IT YOURSELFでやってました
【タワーレコード那覇店 元店長 山田尚紀】インタビュー
「沖縄でもこんなに熱いバンドがいるんだ」ってわかった
【MONGOL800 キヨサク】 (番組宛のメールコメント)
インディーズCDの販売を支えた、沖縄レコード商事株式会社
【沖縄レコード商事 屋宜政茂】インタビュー
沖縄のお店はもともとインディーズに寛容なんです
第四章 CoccoとKiroro もうひとつの1990年代
ポップンロールステーションとCoccoとKiroro
【Cocco】編
「モンモンバザーのこっこ先輩」のハガキ/高校生の頃、ポップンロールステーションに出演/ダンサーから歌手に/Coccoとしてデビューするまで/2004年、エフエム沖縄20周年、伝説の記念ライブ
【Kiroro】編
Kiroroの出会いと「未来へ」誕生秘話/卒業前のレコーディング/1996年のコンテスト/「長い間/青のじゅもん」のパワープレイ/メジャーデビューへの葛藤/「好きな人」のファーストバージョン
第五章 2000年代
2000年の沖縄ブームと沖縄音楽
誰も予想していなかったモンパチの大ヒット
洗濯洗剤のCMから「謎のバンド」として話題に
【宜野湾ヒューマンステージ代表 山田義和】インタビュー
モンパチの音楽って、やっぱり楽しいんですよ
ストリートからブレイクしたHY
ORANGE RANGEの登場
沖縄ポップスの爛熟期
『ビギンの島唄~オモトタケオ~』発売
石垣島の中学生と作った「島人ぬ宝」
【BEGIN 島袋優】インタビュー
沖縄の音楽を信じ続ける。利用しない。ずっと尊敬し続ける
2000年代の沖縄ポップス離島勢
沖縄ポップス女性アーティストたちの活躍
オーディションから生まれた女性グループたち
照屋林賢プロデュースのティンクティンク
【ティンクティンク】インタビュー
古いものを知らないと新しい音楽もできないと思います
「ダイナミック琉球」の誕生
【イクマあきら】インタビュー
沖縄の伝統は、冒険したって消えやしないよ、って思うんです
HYが向き合った「沖縄らしさ」
【HY 新里英之 仲宗根泉】インタビュー
沖縄の曲だからあれはしない、っていうものがなくなった
00年代以降の「沖縄バンドブーム」と「あじさい音楽村」
沖縄とジャパンレゲエ
沖縄のクラブシーン
第六章 2010年代以降、そして現在
爛熟期を経た沖縄のロックとポップス
沖縄ミュージシャンと「笑い」「エンタメ」の要素
2010年代後半から現在の沖縄バンドシーン
沖縄のヒップホップシーン
Awichの大躍進
沖縄ヒップホップの現在地
2020年代、そして、これから
あとがき
付録 ①沖縄音楽年表 ②「あなたが選ぶ沖縄の歌」TOP50
●編者略歴
エフエム沖縄「オキナワミュージックカンブリア」編
沖縄のエフエム放送局として1984年開局。現在「いつも心は南むき」のキャッチフレーズのもと、ミュージックステーションとして様々な音楽をリスナーに届けている。開局直後からスタートした長寿番組「HAPPY ISLAND」や「Fine!」「ゴールデンアワー」などの人気ワイド番組があり、県内はもとよりradikoで県外から多くのリスナーも参加(聴取)している。
「オキナワミュージックカンブリア」は2022年から23年にかけて沖縄の本土復帰50年特別番組として放送。番組スタッフ(2022年当時 ディレクター)西向幸三、伊是名優子、東風平朝成/書籍スタッフ 構成・取材・執筆 長嶺陽子
2024年8月 初版第一刷発行