HOME > ニュース >

オーペスの5年ぶりの新アルバムはコンセプト・アルバム『The Last Will And Testament』 1曲試聴可

2024/08/02 15:43掲載(Last Update:2024/08/09 18:27)
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Opeth
Opeth
スウェーデンのプログレッシヴ・メタル・バンド、オーペス(Opeth)の5年ぶりの新アルバムは、新しいコンセプト・アルバム。タイトルは『The Last Will And Testament』。海外で10月11日発売。リリース元はReigning Phoenix Musi。

スタジオ・アルバムのリリースは2019年の『In Cauda Venenum』以来。前年に脱退したマーティン・アクセンロットに代わって2022年に正式加入したドラマー、ワルッテリ・ヴァユリュネンを迎えてリリースされる初めてアルバムです。

本作は第一次世界大戦後の時代を舞台に展開するコンセプト・アルバム。

オーペスのリーダーであるミカエル・オーカーフェルト(Mikael Akerfeldt)はプレスリリースでこう述べています。

「僕は、家族というもの、そして血は必ずしも水よりも濃いとは限らないという考え方に非常に興味を持つようになった。家族がどのように敵対するのかに興味を持つようになった。遺産相続を巡って家族全員が彼に背を向けたある男性のインタビューを見て、それをテーマに曲を作った。そのアイデアが頭から離れず、その後、テレビ番組『メディア王 ~華麗なる一族~』(※世界的なメディア企業帝国を経営するロイ家の家族の愛憎と争いを描く米ドラマ)が放映されて、そのシリーズが大好きになった。そのことも頭の片隅にあった。ちょっとひねったり変えたりできる面白いトピックだと感じたんだ。

『The Last Will And Testament』は一種のコンセプト・アルバムだ。ある意味、音楽の消費者としての僕自身の音楽との関係を映し出すような、落ち着きのない音楽の旅なんだ。ここで何かを拾い、そこで何かを捨てる。僕は音楽を崇拝すると同時に憎んでいる。この相反する気持ちが、僕をある種の創造的な道へと導き、そして突然、曲のコレクションが出来上がった。最良のシナリオは、これらの曲がバンドを感動させるに十分な出来であることだ。

僕はこのアルバムが大好きだ。僕はそれを言わなければならない(書かなければならない)。もしかしたら、誇りにさえ思っているかもしれない。馴染みのある成分がいくつか含まれていると思う。僕らの音楽のほとんどは同じソースから生まれたものだから、“僕ら”らしいサウンドになったとしても、それほどショックではないと思う。

『The Last Will And Testament』でやったことには、ちょっと畏敬の念を抱いている。まるで夢のようだ。首尾一貫した曲作りのスキルがあればいいのだが、どうだろう?僕は明白なものより奇妙なものを好む傾向があるが、それは少数派であるような気がする。それはそれでいい。警告はしておこう!(いつものように)即座に理解して興奮できることを期待してはいけない。手に入れて もしわかったら、それはそれでまたよしだ」

このアルバムから「§1」のリリックビデオが公開されています。



告知動画も公開されています

OPETH is:

Mikael Åkerfeldt - Vocals, guitars
Fredrik Åkessson - Guitars, backing vocals
Martin Mendez - Bass guitar
Waltteri Vayrynen - Drums and percussion
Joakim Svalberg - Keyboards, backing vocals

■『The Last Will And Testament』

01. §1
02. §2
03. §3
04. §4
05. §5
06. §6
07. §7
08. A Story Never Told

* Special guests on "The Last Will And Testament":

Ian Anderson (JETHRO TULL) - spoken word
Mirjam Åkerfeldt - spoken word


* All music and lyrics written by Mikael Åkerfeldt
* Lyrical concept by Mikael Åkerfeldt, dramatic consultation by Klara Rönnqvist Fors
* Produced by Mikael Åkerfeldt
* Co-produced by OPETH and Stefan Boman
* Engineered by Stefan Boman, Joe Jones and OPETH
* Mixing by Stefan Boman and Mikael Åkerfeldt and OPETH at Atlantis and Hammerthorpe, Stockholm, Sweden
* Mastering and vinyl lacquer cut by Miles Showell at Abbey Road studios, London, U.K.
* Strings conducted by Dave Stewart at Angel Studios, London, U.K.
* Strings arrangement by Mikael Åkerfeldt and Dave Stewart
* Drum technicalities by Kit Cunningham
* Artwork by Travis Smith with directions from Mikael Åkerfeldt