プリンス(Prince)がソングライターの殿堂入りを果たしました。なぜ生前に殿堂入りできなかったのか? 過去にも殿堂入りが計画されていましたが、2013年はプリンスがスケジュールの都合で式典に出席できなかったため、2016年は式典の2ヵ月前にプリンスが亡くなったため実現しなかったという。
殿堂入りは7月27日、ミネアポリスで行われた映画『パープル・レイン』40周年記念上映会で発表されました。プリンスの長年の仕事仲間であったギルバート・デイヴィソンから賞を受け取ったプリンスの妹、シャロン・L・ネルソンは「彼の曲はいつまでも忘れられないでしょう。これは、偉大なソングライターとして知られるために、彼が人生で最も望んでいた賞です」とコメントしています。
米ビルボード誌などによると、<ソングライターの殿堂>の方針として、ソングライターが正式に殿堂入りを果たすには、毎年開催される殿堂入りの式典と祝賀会に自ら出席する必要があるそうで、プリンスは2013年に殿堂入りを果たす予定でしたが、プリンスは数年間、スケジュールが合わず出席できませんでした。
<ソングライターの殿堂>のリンダ・モラン会長兼CEOは声明のなかで「プリンスから連絡があったのは2015年末のことで、彼は自分にとってこの賞がいかに重要なものか、そして2016年6月の式典ならうまくいきそうだと言っていました。私たちは事前に発表せず、サプライズにする予定でした。しかし残念なことに、プリンスは2ヶ月前の4月に亡くなってしまいました。長い道のりでしたが、世界で最も多作で驚異的なソングライターの一人が、ついにソングライターの殿堂入りを果たしたことに感激しています」とコメントしています。
<ソングライターの殿堂>は今後も特別な会場や今回のような特別なイベントで故人の殿堂入りを発表する予定だという。