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書籍『「カウボーイビバップ」のサウンドトラック 菅野よう子と渡辺信一郎の音楽作劇術』発売

2024/07/29 20:26掲載
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「カウボーイビバップ」のサウンドトラック 菅野よう子と渡辺信一郎の音楽作劇術
「カウボーイビバップ」のサウンドトラック 菅野よう子と渡辺信一郎の音楽作劇術
『カウボーイビバップ』はアニメ音楽をいかに革新したのか? 放映から25周年を経た今も、その“スペースジャズ”というコンセプトで唯一無二の存在感を放つ本作のサントラについて解説する、初の音楽書の日本語版『「カウボーイビバップ」のサウンドトラック 菅野よう子と渡辺信一郎の音楽作劇術』がDU BOOKSから8月30日発売予定。単なるBGMではなく、物語の一部として機能するサントラの創作術に迫る。
■『「カウボーイビバップ」のサウンドトラック 菅野よう子と渡辺信一郎の音楽作劇術』

ローズ・ブリッジス (著), 長尾莉紗 (翻訳), 小室敬幸 (解説)

2,400円(本体価格/税別)
ISBN 9784866472164
発売年月 2024年8月
版型 四六
ページ数 208(予定)
製本 並製

<内容>

「カウボーイビバップ」はアニメ音楽をいかに革新したのか?

放映から25周年を経た今も、その“スペースジャズ”という
コンセプトで唯一無二の存在感を放つ
本作のサントラについて解説する、初の音楽書。

解説 : 小室敬幸

菅野よう子の音楽は、いかにしてキャラクターの内面や
物語の進行を巧みにサポートしているか?
渡辺信一郎は、どのようにして音楽を視覚的なストーリーテリングと
融合させているのか?

単なるBGMではなく、物語の一部として機能するサントラの創作術に迫る。

<目次>
イントロダクション 音楽による作劇とは?
1「それ自体が新しいジャンルとなる作品」: 渡辺信一郎が受けた影響とレガシー
2 よせあつめブルース : 菅野よう子の音楽を分析する
3「ブラック・ドッグ」のセレナーデ : ビバップ、クラシック・ロック、ジャズスタンダード
4「ジュピター・ジャズ」: ビバップの世界を採譜する
5 See you, Space Cowboy :「カウボーイ・ファンク」と「マッシュルーム・サンバ」における音楽とジャンル・パロディ
6 ジャミング・ウィズ・エドワード(&ジェット&フェイ) : キャラクターのテーマ曲
7「堕天使たちのバラッド」: スパイク・スピーゲルの音楽の旅
まとめ You’re Gonna Carry That Weight
解説 アニメ以外の文脈に置き直すことで浮かび上がる『カウボーイビバップ』の旋律 小室敬幸

<著者略歴>
Rose Bridges / ローズ・ブリッジス

デトロイト出身の作家、作曲家、学者。ジョンズ・ホプキンス大学で作曲を学んだ後、ボストン大学で音楽学修士号を、テキサス大学オースティン校でPh.D(博士号)を取得。主な研究対象は映画やテレビのサウンドトラック、日本のポピュラー音楽や映画音楽(特にアニメーション)、1960年代から1980年代のアメリカ/イギリスのポピュラー音楽。大学などで教鞭を執る傍ら、ライターとしてメディアやエンターテイメントに関する記事もインターネットで数多く執筆。日本のアニメとマンガに関する英語のニュースサイトで最もよく読まれているAnime News Networkの定期編集・寄稿者も務めていた。

<訳者略歴>
長尾莉紗(ながお・りさ)
早稲田大学政治経済学部卒。翻訳家。訳書に『ROOKIE YEARBOOK TWO』(共訳、DU BOOKS)、『マイ・ストーリー』、『約束の地』(ともに共訳、集英社)、『確率思考』(日経BP)、『ディセンダント』(小学館)、『STAR WARS スター・ウォーズ ビジュアル事典 ドロイドの秘密情報』、『スパイダーマン ホームカミング』、『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』(いずれも共訳、講談社)などがある。