ニュージーランドのポスト・パンク/オルタナティヴ・ロック・バンド、
ザ・チルズ(The Chills)を率いたフロントマンのマーティン・フィリップス(Martin Phillipps)が死去。バンドのSNSで発表。死因は明らかにされていませんが、「マーティンが予期せぬ死を遂げたことを伝えたいと思います」と突然の死であったと伝えています。61歳でした。
ザ・チルズはニュージーランドのダニーデンで1980年に結成。マーティンはザ・チルズのギタリスト兼リード・シンガーで、結成当初からバンドに残る唯一のメンバーだった。彼らのサウンドは、当時人気を博していたポスト・パンクと60年代の音楽からの影響を融合させたもので、国際的に注目を集めた。
1987年にデビュー・アルバム『Brave Words』をリリース。1990年のメジャー・デビュー作となるセカンド・アルバム『Submarine Bells』はニュージーランドのチャートで1位を獲得した。その後もメンバー・チェンジを行ないながら断続的に活動を継続。2019年にはバンドのドキュメンタリー映画『The Chills : The Triumph And Tragedy Of Martin Phillipps』も公開された。彼らは計7枚のアルバムをリリースした。最新アルバム『Scatterbrain』は2021年にリリースされた。