デフ・レパード(Def Leppard)の
フィル・コリン(Phil Collen)はアメリカン・コミック好き。自身の音楽キャリアとホラーへの愛を融合させたアメコミ/グラフィックノベルを共同執筆。デフ・レパードの人気アルバムと同名の『Hysteria』は2025年春に米国のインディーズ出版社Vault Comicsから出版される予定です。
このグラフィックノベル『Hysteria』は、悪魔のようなギターを題材にしたロックスターのダークサイドを扱ったホラーストーリー。デフ・レパードもカメオ出演しています。
あらすじは
「ダークサイドという名のインディーズバンドのフロントウーマンであるフォズが、父親の遺産を相続すると、その遺産の中に、おぼろげな記憶にあった幼い頃のギターがあることに気づく。そのギターはメソポタミア時代に呪われた木で作られた、悪魔のようなものだった。ギターは彼女に語りかけ、名声と成功を約束する。そしてすぐに、それは実現する。彼女のバンドの機材がデフ・レパードのオープニング・アクトを務める前に盗まれたとき、ブルース・バナーが怒りに満ちたハルクを解き放ったように、フォズはギターを取り戻すために、彼女自身のダークサイドを解き放った」
この本のクリエイティブ・チームに協力した出版社VaultのCEOダミアン・ワッセルは「このグラフィック・ノベルには(フィルが)曲では伝えきれなかったストーリーが描かれており、デフ・レパードの音楽ではこれまで行ったことのない場所にあなたを連れて行ってくれます」とコメントしています。
コリンによると、共同執筆のプロセスは、バンド仲間と一緒に仕事をするようなものだったという。コリンは「好きな人と曲作りをすることを思い出したよ。“これはどう?”“このメロディはどう?”“このセリフはどう?”。よく似ていて、さまざまなアイデアを出し合って、それを実行していったんだ。とても刺激的だった」と話しています。
『Hysteria』にはデラックス版なども用意されており、ダークサイドTシャツなどのグッズも用意されるという。また出版社VVaultはコリン仕様の特注ギターを製作し、コリンはこの夏のツアーの後半にこのギターを披露する予定です。
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