ジャネット・ジャクソン　9歳の時に密かに初めて自作曲を録音　学校から帰ると大音量で兄のマイケルたちが聴いていて「恥ずかしかった」と回想

ジャネット・ジャクソン（Janet Jackson）は9歳の時、実家のレコーディング・スタジオに忍び込んで、初めて自作曲を録音。家族には内緒だったが、学校から帰ってきたら、大音量で兄のマイケルたちが聴いていて「すごく恥ずかしかった」という。自身の音楽キャリアが始まった瞬間を英BBCの新しいインタビューの中で回想しています。

それは1975年のある雨の日の午後でした。当時9歳だった彼女は退屈していました。すでに世界的な大スターになっていた彼女の兄たちは、10ヶ月に及ぶワールドツアーから戻ったばかりで疲弊していました。彼らが療養している間、彼女を楽しませてくれる人は誰もいなかったという。

途方に暮れたジャネットは、カリフォルニア州エンシーノにある実家の裏庭にあるレコーディング・スタジオに忍び込み、「Fantasy」と名付けた曲を演奏し始めました。

「ドラムのトラックを作り、私がバック・ヴォーカルを担当し、自分で歌い、私がすべてを演奏しました」

こうして何もなかった一日がうまく満たされた彼女はテープをそのシステムに入れたまま、深く考えずにベッドに入りました。

翌日、彼女が学校から帰宅すると、その曲が車道まで鳴り響いていました。

「すごく恥ずかしかった。スタジオのドアが開いていて、マイク（マイケル）が聴いていたのよ。ランディも聴いていたと思うし、父（ジョー／ジョセフ・ジャクソン）も聴いていた。すると父は“君が歌うんだ”と言いだした。私は“いやいや、大学に行ってビジネス法を勉強したい”と言ったのよ」

ジャネットは当時、歌手になりたいとは思っていませんでしたが、父親が彼の子供たちに何をすべきか言ったときに兄たちが同調したのを見て、反論するのは難しいと思ったという。

「父が私の兄たちを導いたことを見て、（反論するのは）ちょっと難しかった。だから私は“OK、やってみよう”って言ったのよ」

それから50年近くが経ち、ジャネット・ジャクソンは史上最も成功したレコーディング・アーティストの1人となりました。