HOME > ニュース >

ペイヴメントを題材にしたドキュメンタリー+伝記映画の型破りなハイブリッド映画『PAVEMENTS』完成

2024/07/24 14:58掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
PAVEMENTS
PAVEMENTS
ペイヴメント(Pavement)を題材にした、ドキュメンタリー+伝記映画の型破りなハイブリッド映画だという映画『PAVEMENTS』が完成。8月28日から9月7日まで開催される2024年ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミア上映されます。

監督は『ハースメル』『彼女のいた日々』などのアレックス・ロス・ペリー。ペリーは、ペイヴメントの2022年曲「Harness Your Hopes」を含む様々なインディー・バンドのミュージックビデオも手がけています。

ペイヴメントの再結成ツアーに関する2022年のニューヨーカー誌の特集によると、ペイヴメントとMatador Recordsがペリーにこのプロジェクトを持ちかけて、数年前から取り組んできたという。

ペリーは「バンドは映画を望んでいたが、フロントマンのスティーヴン・マルクマスは、ドキュメンタリー映画監督を雇うことには興味がないと言っていた。彼は脚本家を雇いたいと言っていたが、でも脚本はいらないとも。誰もその意味を知らなかった」「これはミュージカルで、ミュージアムで、映画で、モザイクだ。もし音楽ドキュメンタリーが実際に映画になるとしたら? 2020年6月、このプロジェクトについて話し始めたとき、僕はこの質問をした。奇妙な映画だし、こんなものは見たことがない」と言っています。

『PAVEMENTS』には、再結成ツアー、2022年にニューヨークで短期間オープンしたポップアップミュージアム、ペイヴメントのミュージカル『Slanted! Enchanted!』の要素が含まれているという。

ニューヨーカー誌で説明されているように、ペリーは「もし、プラチナレコードを一度も出したことのないロックグループ、ペイヴメントが史上最も重要なバンドだとしたら?」という前提で動いていたという。プレスリリースによると、この映画は「彼らの楽曲をベースにしたミュージカル、彼らの歴史をテーマにしたミュージアム、そして、この世代で最も重要なバンドとしての彼らの物語にインスパイアされたハリウッドの大作伝記映画の予習」をテーマにしているという。

『PAVEMENTS』のヴェネチア映画祭のページによると、上映時間は128分で、出演者はジョー・キーリー、ジェイソン・シュワルツマン、ナット・ウルフ、フレッド・ヘチンガー、ローガン・ミラー、グリフィン・ニューマン、ティム・ハイデッカー、マイケル・エスパー、ゾーイ・リスター=ジョーンズ、キャサリン・ギャラガーなど。

『PAVEMENTS』のポスターは、古いマタドール・レコードのバンドの宣伝写真を基にしたもので、最初は鏡のように見えますが、裏返すと、スティーヴン・マルクマス役のジョー・キーリー、スティーヴ・ウェスト役のグリフィン・ニューマンを含む俳優陣が写っています。