西アフリカのマリの音楽家で、西アフリカの代表的な弦楽器であるコラ(ハープのように弾くリュート型の21弦の弦楽器)の名手であった
トゥマニ・ジャバテ(Toumani Diabaté)が死去。短い闘病生活の末、7月19日、マリのバマコ市内のクリニックで亡くなりました。58歳でした。
彼はマリの伝統的な音楽を演奏することに加えて異文化との交流も多かった。
ビョーク(Björk)のアルバム『Volta』(2007年)にも参加(曲「Hope」)。アメリカのブルースマン、タジ・マハールとはバラク・オバマ大統領が絶賛したアルバム『Kulanjan』(1999年)で、アメリカのフリー・ジャズ・トロンボーン奏者ラズウェル・ラッドとは『Malicool』(2002年)でコラボレートした。彼は世界中のフェスティバルやコンサートホールで演奏し、ソリストとしてだけでなくシンメトリック・オーケストラ、ロンドン交響楽団、スペイン、キューバ、ブラジルのミュージシャンなど多くのアーティストとも共演した。