グリニッジ・ヴィレッジとウッドストックのフォーク・ミュージック・シーンの重鎮で、ボブ・ディランの長年の友人でありコラボレーターでもあったフォーク・シンガー/ギタリストの
ハッピー・トラウム(Happy Traum)が死去。米ローリングストーン誌によると、トラウムは7月17日に亡くなりました。同誌は、親友でミュージシャン仲間のジョン・セバスチャンに死因は癌であることを確認したとも伝えています。86歳でした。
ハッピー・トラウムことハリー・ピーター・トラウムは、1938年5月9日、ニューヨークのブロンクスで生まれる。ハッピーはファーストネームとミドルネームを合わせたニックネーム。00代でギターとバンジョーを弾き始め、有名なブルース・アーティスト、ブラウニー・マクギーからレッスンを受けた。
弟のアーティ・トラウムとデュオ、ハッピー&アーティ・トラウムを結成。彼らは1968年と69年のニューポート・フォーク・フェスティバルに出演し、1970年にはデュオとしてセルフ・タイトルのデビュー・アルバムをリリース。その後も数枚のアルバムを制作し、2008年7月にアーティが亡くなるまで、その後40年間活動を共にした。2015年には来日公演を行った。ハッピー・トラウムは1975年にソロ・デビュー・アルバム『Relax Your Mind』をリリース、以降も数枚のアルバムを制作した。