ロキシー・ミュージック(Roxy Music)は2022年、デビュー50周年を記念して再結成し、11年ぶりのツアーを行いました。メンバーの
フィル・マンザネラ(Phil Manzanera)によると、このツアーでロキシー・ミュージックは最後のコンサートを行ったという。Ultimate Classic Rockの新しいインタビューの中で、「もうライヴはやらないと思う。あれで終わりだと思う」と語っています。
「50周年という話が出たとき...実はブライアン・フェリーから電話があったんだ。彼は“アメリカにプロモーターがいるんだけど、その人が僕らにライヴをやらせたいって言っている”と言っていた。僕はいつもこう言っている。“ああ、いいよ。君がその気なら、僕もその気になるよ”。彼は“ああ、やるよ”と言った。それで彼はアンディ(マッケイ)と連絡を取り、アンディも乗り気だと言った。ポール(トンプソン)もね。そのとき、僕らにはマネージャーがいないし、体制もないことに気づいた。12年間も一緒にいなかったからね。どうしよう? 僕たちはそれらすべてをまとめなければならなかったけど、幸運なことに(本当にうまくいった)。みんなとても親切で、それが一種のお別れツアーのようなものだとわかってくれた。
ロンドンのO2で終わったんだけど、すべてソールドアウトだった。僕たちは“まだヨーロッパに別れを告げていないぞ”と思ったが、でも、ブレグジットが起きてしまった。ヨーロッパで演奏するのは難しいと考えた。そして、こうも考えた。ポーカーか何かのように“もういいや、これで終わり”と言うべきなのかもしれないと。最後に、本当に良いもので締めくくろう。そうせずに、強引にやった結果、人々は“ああ、もうダメだ”と言うかもしれない。だからある程度はベストを尽くしたし、とても楽しかった。自分たちが好きなビジュアルで演奏できたのは初めてだったと思う。すべてのイメージが浮かんできて、それをライヴの中でビジュアルに反映させることができた。だから、別れを告げるにはいいタイミングだった。あのツアーの録音を出すかもしれない。でも、もうライヴはやらないと思う。あれで終わりだと思う」
以下は2022年ツアーのダイジェスト映像