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ゲフィン・レコード全盛期の社長 エディ・ローゼンブラット死去、ガンズ・アンド・ローゼズ/ニルヴァーナ他

2024/07/18 10:53掲載
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Peter Gabriel and Eddie Rosenblatt - Lester Cohen/Getty Images
Peter Gabriel and Eddie Rosenblatt - Lester Cohen/Getty Images
1980年代から1990年代にかけてゲフィン・レコード(Geffen Records)を率い、ガンズ・アンド・ローゼズ、ニルヴァーナ、ホワイトスネイク、ピーター・ガブリエル、ソニック・ユース、エイジアなどを擁した全盛期のレーベルを指揮した元・社長のエディ・ローゼンブラット(Eddie Rosenblatt)が死去。サイトDeadlineによると、7月16日に肺炎のためサンタバーバラの病院で亡くなりました。89歳でした。

ゲフィン・レコードは、創業者でありオリジナル・オーナーのデヴィッド・ゲフェンの名を冠していますが、1980年の設立と同時にゲフェン・レコードの社長に就任したローゼンブラットが1980年代から1990年代にかけてのゲフェン・レコードの全盛期を率いていました。

ローゼンブラットは1934年ニューヨークのクイーンズ生まれ。アメリカ陸軍に従軍した後、1967年にA&Mレコードに入社。1971年にはワーナー・ブラザース・レコードに入社し、同社の配給部門であるWEAの経営に携わった。ワーナー・ブラザースでのローゼンブラットの仕事には、デヴィッド・ゲフェンがマネージメントしていたジョニ・ミッチェルとの仕事も含まれ、ゲフェンは1980年に新たに設立した自身の名を冠したレーベルの社長として彼を雇った。

ゲフィン・レーベルは、エイジアやサミー・ヘイガーなどのアルバムを初期にヒットさせ、ピーター・ガブリエル、ドン・ヘンリー、ニール・ヤングとも契約した。1980年代半ばにはホワイトスネイクやガンズ・アンド・ローゼズ、そしてDGCの分社ではオルタナティヴ・アーティストのソニック・ユース、ウィーザー、Beck、ニルヴァーナと契約を結び、勢いを増していった。

デヴィッド・ゲフェンは1990年にレーベルをMCAに売却したが、ローゼンブラットはレーベルに残り、1990年代の大半を通じて成功を続けた。後にゲフィン・レーベルはインタースコープに吸収され、ローゼンブラットは引退した。