Tenacious D, photo by Travis Shinn
ジャック・ブラック(Jack Black)と
カイル・ガス(Kyle Gass)による音楽ユニット
、テネイシャスD(Tenacious D)が活動休止。カイルがライヴ中に、トランプ前米大統領の暗殺未遂についてジョークを飛ばして多くの批判を受けた後、テネイシャスDは現在のツアーの今後の日程をすべてキャンセルし、「今後の創作計画をすべて保留にする」と発表。またカイルは所属するエージェントから契約解除されたことも明らかにされています。
問題となったジョークは、カイルの誕生日である7月14日にオーストラリアのシドニーで行われたコンサート中に出ました。ジャックは観客を率いてカイルのために「ハッピー・バースデー」を歌い、そしてカイルにバースデーケーキのロウソクを吹き消して願い事をするよう促しました。カイルは前日の13日に起きたトランプ前米大統領の暗殺未遂を引き合いに出し、「次はトランプを逃すな」というジョークを飛ばしました。
このジョークを撮影した映像がネット上に出回り始めた後、オーストラリアのある議員は、テネイシャスDを非難して即刻国外追放を要求する声明を発表するなど、事態はヒートアップし続けました。」そして7月16日、ジャックはテネイシャスDはツアーをすべてキャンセルすると発表。さらに「今後の創作計画はすべて保留にする」とも述べており、テネイシャスDの将来は疑問視されています。
ジャックはカイルの発言は「予期しないこと」だったと述べ、こう続けています。「俺はいかなる形であれ、ヘイトスピーチを容認したり、政治的暴力を奨励したりすることはない。熟考の結果、テネイシャスDのツアーを続けることは適切ではないと感じており、今後の創作計画はすべて保留とします。ファンのサポートと理解に感謝しています」
カイルはSNSで発言を謝罪しています。
「日曜日の夜、シドニーのステージで俺が即興で言った発言は、非常に不適切で、危険で、ひどい間違いだった。俺はいかなる種類の、いかなる形の、誰に対する暴力も容認しない。起こったことは悲劇であり、俺の重大な判断力の欠如について深く反省しています。失望させた人たちに深く謝罪し、ご迷惑をおかけしたことを心から反省しています」
米ビルボード誌によると、カイル・ガスは今回の発言を受け、エージェントから契約解除されています。グリーン・タレントのマイケル・グリーンはカイルの代理人を辞めたことを認めています。
@dark_hive Comedian Jack Black's bandmate makes a "birthday wish" during a performance in Sydney, says he wishes they "don't miss Trump next time." Black was videoed giving Tenacious D band member Kyle Gass a birthday cake. "Make a wish," Black said. Gass then responded: "Don’t miss Trump next time." The crowd seemed to think the "joke" was funny. Maybe, just maybe, these people are actually the evil ones. #jackblack #donaldtrump #trump #rally #DJT #news #foryou ♬ original sound - DarkHive