英国では2024年上半期、フィジカル・アルバム（CDやアナログ盤等）の販売枚数が20年ぶりに増加

英国では2024年上半期、フィジカル・アルバム（CDやアナログレコードなど）の販売枚数が20年ぶりに増加しました。

オフィシャル・チャート・カンパニーとBPI（英国レコード産業協会)は、2024年の前半の6か月のフィジカル・アルバムの販売枚数は前年同期比3.2％増加の804万4760枚だったと報告しています。Music Weekによると、フィジカル・アルバムの販売枚数で、前年比増を記録したのは、2004年以来だという。

今年に入ってからのフィジカル・セールスの勢いを分析すると、アナログレコードが再び牽引役となり、1～6月は前年同期比12.4％増の305万2498枚販売されています。CDは1.5％減の491万1845枚。約75,000枚の販売減ですが、近年と比較すると減少幅が大幅に縮小しています。

もちろん、ストリーミングが主流であることは変わりません。BPIによると、ストリーミング再生のアルバム換算（Streaming Equivalent Albums／SEA）は前年同期比11％増の8,797万4,752枚でした。フィジカル、デジタル、ストリーミングのすべてを合わせたアルバムの全体の消費は、上半期は9.8%増の9854万8427枚でした。