Frank Zappa / Apostrophe (')
フランク・ザッパ(Frank Zappa)の最も商業的に成功したアルバムである1974年の『Apostrophe (')』。発売50周年を記念したスーパー・デラックス・エディションが海外で9月13日発売。リイシュー元はZappa Records/UMe。
CD5枚+Blu-ray Audioの計6枚組で全75曲入り。リマスタリングされたオリジナル・アルバムのほか、未発表含む別ヴァージョンやアウトテイクが多数収録されており、アルバムの制作過程を深く知ることができます。さらに『Apostrophe (')』がリリースされる前日、1974年3月21日にコロラド州のコロラド・スプリングスで行ったコンサートと、1974年11月20日のオハイオ州のデイトンで行ったコンサートの2つの公演のライヴ音源も収録されています。
再リリースに先駆け、未発表ヴァージョン「Uncle Remus (Piano and Vocal Mix 2024)」が先行公開されています。このヴァージョンでは、
ジョージ・デューク(George Duke)によるピアノ・トラックと、フランク・ザッパらによるヴォーカル・マスター・トラックを分離させてスポットライトを当てています。
スーパー・デラックス・エディションには、52ページのブックレットも含まれており、アルバム・ジャケットの写真家サム・エマーソンによる未公開スチール写真のほか、イギリスのベテラン音楽ジャーナリスト、サイモン・プレンティスと、ザッパの遺産管理人ジョー・トラヴァースによるライナーノーツとエッセイも掲載されています。
『Apostrophe (')』はこのほか、50周年を記念して、2LP+7インチ・シングル・エディション、クラシック1LPなど、様々なフォーマットでも発売されます。
この50周年記念エディションをプロデュースしたジョー・トラヴァースは、プレスリリースでこうコメントしています。
「『Apostrophe (')』でザッパは音楽活動10周年を祝うと同時に、彼独自のジャンルを開拓し続けた。誰もフランク・ザッパのようなサウンドは出せなかった。このアルバム、特に“Don't Eat The Yellow Snow”は、フランクを含む誰も予想しなかったような方法で、その独特の素晴らしいサウンドを大衆に届けました」
「Uncle Remus (Piano and Vocal Mix 2024)」