Carole King, Daisy-Edgar Jones
キャロル・キング(Carole King)の半生を描いたブロードウェイ・ミュージカル『ビューティフル』を基にした伝記映画。キャロル役と報じられていたデイジー・エドガー=ジョーンズは、この映画にもう関わっていないという。米Varietyの新しいインタビューの中で、デイジー自身が明かしています。
ブロードウェイ・ミュージカル『ビューティフル』はキャロルの初期のキャリアを描いたもので、当時の夫ジェリー・ゴフィンと共に60年代にヒットを飛ばしたソングライター・チームの一員だった時代から、70年代に驚異的に成功したソロ・シンガーソングライターとして登場するまでの物語です。
2022年12月、そのミュージカル『ビューティフル』を基にした伝記映画が、『ザリガニの鳴くところ』で主人公を演じたデイジー主演で制作されると報じられました。
キャロル本人は当時、このキャスティングについてVarietyに「デイジーには、私が若い頃に持っていた精神とエネルギーがある。彼女はとてつもない才能の持ち主で、素晴らしい演技をしてくれると確信しています」とコメントしていました。
デイジーは米Varietyの新しいインタビューの中で、こう話しています。
Q:新しい伝記映画でキャロル・キング役に抜擢されましたね。最新情報は?
「それはもうないの。私はキャロルが大好きだし、あのストーリーも大好きなんだけど、彼らが(もうそれを追求しないと)決めたのは1年前のこと。私はピアノをたくさん習ったんだけどね。ゴージャスな物語だと思うし、脚本にはもう少し時間が必要かもしれない。Zoomでキャロル・キングに会えて“最高にクールだ”と思ったわ。彼女は(デイジーが出演したアイルランドのテレビドラマ)『ふつうの人々』が大好きで、私も彼女のファンだった。私は俳優よりもミュージシャンにとても心を奪われるので、キャロルと会えたときは冷静さを保つのはかなり大変だったわ」
情報筋がVarietyに語ったところによると 、この伝記映画のプロジェクトはデイジー抜きでまだスタジオで開発中とのこと。2022年に彼女の参加が報じられたとき、彼女との契約はまだ締結されておらず、昨年の脚本家と俳優のストライキにより、このプロジェクトはさらに遅れました。
2022年末の報道によると、この映画の監督は、2010年にゴールデングローブ賞を受賞した『キッズ・オールライト』を手がけたリサ・チョロデンコ。Playtone社のトム・ハンクスとゲイリー・ゲッツマンが、ミュージカル公演をプロデュースしたポール・ブレイクとともに本作をプロデュースする予定です。