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ZZトップのダスティ・ヒルの後任エルウッド・フランシス、まだ自分がバンドの一員だとは思っていない「それはダスティのものだ」

2024/07/11 14:27掲載
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ZZ TOP - Got Me Under Pressure - Huntsville Al 2022
ZZ TOP - Got Me Under Pressure - Huntsville Al 2022
2021年に亡くなった、ZZトップ(ZZ Top)ダスティ・ヒル(Dusty Hill)。彼の遺志により、後任ベーシストはバンドの長年のギターテック、エルウッド・フランシスが務めています。フランシスは米Guitar World誌の新しいインタビューの中で、ヒルの後任を務めることにまだ違和感を感じており、まだ自分がバンドの一員だとは思っていないと話しています。

ZZトップでベースを担当することについて尋ねられると、彼はこう答えています。

「僕が最初にこの仕事を始めた時、ダスティは病気で数週間、家に帰っただけだった。全く違っていた。僕はただ手助けをしていただけなんだ。

ただ手助けしていただけだから、王冠の重さを気にする必要はなかった。彼らは僕を引き寄せて“彼のパートを弾けないと正直に言えるかい?”と言ったので、僕は“できるけど、僕がやってもみんなが喜ぶとは思えない”と答えた。彼らからは“数週間でいいから、彼(の不在を)カバーしてほしい”と言われたんだ」

当初の計画では3週間だけ代役を務めることになっていましたが、ヒルが亡くなった時、その計画は再考され、バンドでの彼の居場所は恒久的なものになりました。とはいえ、フランシスはZZトップのフルタイムのベーシストを務めるための準備は何もしていませんでした。実際、彼はいまだに自分がバンドの一員だとは思っていないという。

「ダスティが亡くなったとき、僕たちはいくつかのライヴをやったんだけど、その時にはまだ余裕がないから、居心地がいいとは言えなかった。最初の2回のライヴでは、もしトラブルに巻き込まれたときのために紙を貼っておいたんだけど、3回目のライヴではそれを捨てて、ただライヴをしたんだ。

変な感じだよ。ダスティは彼らのベーシストなんだ。僕はベーシストじゃない。僕はバンドにいない。バンドに入ることはない。バンドに入るべきじゃないんだ。それはダスティのものだ。もちろん、僕はまだ彼らと一緒にプレイするつもりだけど、変な感じなんだよ」