Nirvana and Marc Jacobs - Smiley Face Logo
ニルヴァーナ(Nirvana)のロゴとして知られるスマイル・マークをめぐる訴訟が解決し、和解で幕を閉じることになりました。
このロゴをめぐる法廷闘争は、バンド、ファッションブランドのマーク・ジェイコブス、そしてそれを創作したと主張する元ゲフィン・レコードのアート・デザイナーとの間で長年に渡って繰り広げられてきました。今回、和解の条件は法廷文書では明らかにされていません。
ニルヴァーナのロゴは、黄色いスマイリー・マークに×印の目というもので、1991年の『Nevermind』のプロモーションで初めて登場しました。このデザインはやがてバンドの非公式エンブレムのような存在となりました。
ニルヴァーナ側は2018年、ファッションブランドのマーク・ジェイコブス・インターナショナルがニルヴァーナのスマイル・マーク・ロゴに似たスマイル・マークの画像をあしらったスウェットをフィーチャーした「Redux Grunge」コレクションを発表した後、同社を訴えました。彼らは、ジェイコブスが「Nirvana」を「Heaven」に置き換え、2つの目を「M」と「J」に置き換えただけで、他はほとんど変えていないと主張していました。
バンドの弁護団は訴状の中で、マーク・ジェイコブスが「ニルヴァーナの著作権で保護された画像を製品に使用し、その製品をプロモーションすることは意図的なものである。これは“Bootleg Redux Grunge”コレクション全体を、“グランジ”という音楽ジャンルの創始者の一人であるニルヴァーナと関連付け、コレクションと“グランジ”の関連性をより信憑性のあるものにするための、より広範なキャンペーンの一環である」と主張していました。