「
エディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)は両手タッピングをする時、テクニックを真似されないように観客に背を向けることが多かった」「
デイヴィッド・リー・ロス(David Lee Roth)はエゴが非常に強く気難しい人」。
ヴァン・ヘイレン(Van Halen)のこの2つの伝説は真実ではないと、有名になる前からヴァン・ヘイレンのパフォーマンスを数多く観た
グレイト・ホワイト(Great White)のマーク・ケンドールが『Booked on Rock』の最近インタビューで話しています。
●伝説その1「エディ・ヴァン・ヘイレンは両手タッピングをする時、テクニックを真似されないように観客に背を向けることが多かった」
「そんなの見たことがないよ。みんながそう言っているのは聞いたことがあるけど、彼が観客に背を向けているところは見たことがない。彼が“Eruption”のようなことを始めるまで、長い時間がかかったからね。
彼はギターにトレモロ・バーもつけていなかった。俺が初めて彼を見たとき、彼はレスポールを弾いていた。ギターを持ち替えたりしていたよ。バーが付いたのは後だし、フィンガータッピングも後だった。彼が背中を向けて、何をしているのか隠そうとしたりするのは見たことがないよ」
●伝説その2「デイヴィッド・リー・ロスはエゴが非常に強く気難しい人」
彼は付き合いにくい、あるいは会話をすることさえ難しい人物だと思い込んでいる人もいます。しかし、ケンドールはその思い込みに関しても否定しています。
「彼はとても優しかったよ。何度か彼と話したことがある。あるとき、俺はパサディナでビリヤードのトーナメントに参加していたんだけど、彼は2階で食事をしていたので、俺は2階に上がって彼と話をしたんだ。俺の兄弟は以前、彼とつるんでいたことがあるからね。
彼は自分のことしか考えていないような評判だけど、彼とは俺のことばかり話した。“何をしている?”“バンドはどうしてる?”“バンドの調子はどうだ”とか、彼が知りたかったのは俺が何をしているかだけだっんだ! そう、彼は会話をするのが好きなんだよ。でも“俺が俺が”って感じじゃない。彼はただ、話をやりとりしているだけなんだ」