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ジェイソン・ベッカー ALSの影響が出始めた頃にポイズンのC・C・デヴィルから受けた優しさをSNSで共有

2024/07/08 19:21掲載
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Jason Becker - Photo by Paul Haggard
Jason Becker - Photo by Paul Haggard
30年以上、ALS(筋萎縮性側索硬化症)によって体の自由を奪われながらも家族や仲間の支えで作曲家として現在も創作活動を続けているジェイソン・ベッカー(Jason Becker)。ALSの影響が足に出始めた頃、ポイズン(Poison)C・C・デヴィル(C.C. DeVille)から受けた優しさをSNSで共有しています。

「やあ、みんな、ジェイソンだよ!

この場をお借りして、僕の過去のエピソードを紹介したいと思います。それは、ある友人が示してくれた優しさと共感の行為で、皆さんと共有したかったんだ。

デイヴィッド・リー・ロスとバンクーバーのリトル・マウンテン・スタジオで(デイヴの1991年アルバム)『A Little Ain't Enough』をレコーディングしていたときだった。AC/DCとポイズンもそこでアルバムを作っていた。その頃、スティーヴ・ハンターと僕はC・C・デヴィルと友達になった。

ある日、地元のスポーツ用品店が僕たちの何人かに靴をタダでくれるという話があった。残念ながら、僕は遅れて到着したため、無料サンプルがなくなってしまった。ALSによる僕の足の不自由さは、かなり目立つようになってきていたので、C・C・デヴィルもそれに気づいていた。彼は、僕が歩くのに苦労しているのを見て大変だと思い、もっと良い靴があれば、足が不自由なのが改善されるかもしれないと考えたんだ。この時点では、自分がALSであることを誰にも話していなかった。正直、自分でも信じていなかったから。彼は親切心から、僕がALSだとは知らずに、300ドルの靴を買ってくれた。なんて優しい人なんだろう。

その優しさは本当に僕の心に響いた。自分の将来やそれがもたらすかもしれないものについて不安を感じていたときに、僕を助けてくれたC・Cの気持ちは、いつまでも僕の心に残るだろう。なんて優しくて思いやりのある人なんだろう。

みんなに愛を込めて
ジェイソン」