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レコード6万5千枚以上/CD1万5千枚/カセット/VHS/DVD/LDなどを膨大に収蔵 ポルトガルの「イン・ディープ・ミュージック・アーカイヴ」が話題に

2024/07/04 14:03掲載(Last Update:2024/07/04 15:17)
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In Deep Music Archive
In Deep Music Archive
“音楽愛好家のための聖域”を目指して創設され、現在、65,000枚以上のレコードをはじめ、15,000枚のCD、カセットテープ、オープンリール・テープ、VHS、DVD、レーザー・ディスク、書籍、ポスター、雑誌、ビンテージ機材、グッズなど、膨大なライブラリーが収蔵されているのが、ポルトガルにある「イン・ディープ・ミュージック・アーカイヴ(In Deep Music Archive)」。米Spinが特集しています。

「イン・ディープ・ミュージック・アーカイヴ」は、オーストラリアのオルタナティヴ・ロック・バンド、チャーチ(The Church)のギタリストで、オール・アバウト・イヴ(All About Eve)などでも活躍したマーティー・ウィルソン=パイパーによって創設されました。場所は、ポルトガルの都市ポルトのダウンタウンの中心にあります。広さ2000平方フィート(約185.8平方メートル)のこのスペースは以前は葬儀場であり、最近の数十年間は臨床検査室だったという。

マーティ・ウィルソン=パイパーは、60年代からレコードを収集し、友人やファン、レコード会社からの惜しみない貢献によって、これらコレクションを集めました。

65,000枚のレコードはもともと、イングランド南西端のコーンウォールにて保管されいましたが、1,500箱に詰め込み、海を渡って運んだという。ジャンルはさまざまで、ロック、ポップス、ソウル、ファンク、ディスコ、クラシック、カントリー、サウンドトラック、イージーリスニング、コンピレーションなどがあるという。

またビンテージ機材の山(リッケンバッカーの6弦と12弦、ローランドのスペース・エコー・ユニットなど)、サイン入りのコンサート・ポスター、デヴィッド・ボウイのバービー人形、1977年のパンク全盛期のヴィンテージ『NME』などもあるとのこと。

「イン・ディープ・ミュージック・アーカイヴ」では、フィジカルの音楽フォーマットの豊かな歴史を保存し、音楽の歴史とそのフォーマットに関する幅広い知識を提供します。また膨大なライブラリーはミュージシャンたちにインスピレーションとサンプルを提供し、次の傑作を作りたいソングライターのためのクリエイティブな隠れ家や、アーティスト/ミュージシャン/ライターにコラボレーションの場を提供することも目的としています。将来的には小規模なパフォーマンスも開催したいと考えているという。









■「イン・ディープ・ミュージック・アーカイヴ」公式サイト
https://www.indeepmusicarchive.net/