坂本龍一と高橋悠治という稀代の音楽家ふたりによる“長電話”を収録した書籍『長電話』が復刻。坂本龍一の意思を継ぐ図書構想『坂本図書』より復刻版が8月末に発売されます。これに合わせ、『長電話』をトリビュートするラジオ番組『J-WAVE SELECTION RADIO SAKAMOTO extension “長電話”』が7月7日(日)に放送されます。
以下インフォメーションより
■復刊本『長電話』出版のお知らせ
『長電話』は、1984年に坂本龍一主宰の出版社《本本堂》から最初に出版された、作曲家・ピアニストの高橋悠治と坂本龍一の対話を収録した一冊です。
本書のためにふたりで石垣島へ向かい、同じ旅館の別々の部屋から長電話をする企画で、音楽にまつわる話やたわいもない雑談がテンポよく繰り広げられ、ふたりの言い回しや相槌、何気ない一言まで、ありのままに記録されています。
長電話で語られる内容は音楽や芸術の枠を超え、多岐に渡り、二人の軽妙な会話から飛び出す言葉の数々は大きな示唆に富むものでした。事実、この本は“長電話”という手法も含め、多くのアーティストに影響を与えることとなり、絶版である今では幻の名著と呼ばれるに至っています。
7月5日(金)から、バリューブックス内『坂本図書』ページまたは全国の書店にてご予約可能です。詳細は、7月5日(金)に坂本図書のSNSにて告知いたします。
●『長電話』
著者 高橋悠治、坂本龍一
デザイン 日本デザインセンター 色部デザイン研究所
発行 一般社団法人坂本図書
発売 バリューブックス・パブリッシング
価格 3,080円(税込)
発売日 2024年8月末予定
●坂本図書 公式サイト
https://www.sakamoto-library.com/・・・・・・・
■『J-WAVE SELECTION RADIO SAKAMOTO extension “長電話”』
ラジオ局J-WAVE(81.3FM)では、7 月7 日(日)22:00~22:54、坂本龍一がナビゲーターを務めた番組『RADIO SAKAMOTO』のextension版として、坂本龍一と高橋悠治の“長電話”を収録した書籍『長電話』をトリビュートするスペシャル・プログラム『J-WAVE SELECTION RADIO SAKAMOTO extension “長電話”』を放送いたします。
『RADIO SAKAMOTO』は2003年から2023年まで坂本龍一がナビゲーターを務め、放送期間中何度か放送日の変更があったものの2か月に1回J-WAVEで放送された番組です。坂本龍一の闘病中は坂本と縁の深い出演者が代演を務めていました。
『長電話』は、坂本龍一と高橋悠治という稀代の音楽家ふたりによる“長電話”を収録した書籍で、1984 年坂本龍一の主宰する出版社から発刊されました。この本はその名の通り、ふたりの長電話が収録されたもので、“長電話”という手法も含め、多くのアーティストに影響を与え、絶版である今では幻の名著と呼ばれるに至っています。
長らく絶版であった『長電話』が坂本龍一の意思を継ぐ図書構想『坂本図書』より復刻版として8月末に発売されます。それに合わせ、偉大なるふたりの先人の書籍『長電話』をトリビュートする形で、『RADIO SAKAMOTO』の“extension”として放送することとなりました。
【番組内容】
混沌とする時代の喧騒をよそに、あるふたりの、普通で、特別な“長電話”をお届けします。今回は『RADIO SAKAMOTO』でオーディションコーナーのレギュラー出演や、代演をつとめたタブラ奏者のU-zhaanと、坂本龍一がいち早くその才能を認め、第77回カンヌ国際映画祭では、『ナミビアの砂漠』(9月6日公開)で国際映画批評家連盟賞を受賞した映画監督山中瑶子の“長電話”をお届けします。
番組は実際にふたりの電話での対話を収録します。山中監督の『あみこ』公開時には坂本龍一がU-zhaanに映画館でのもぎりを指示したという逸話のあるふたりの“長電話”をお楽しみください。
オンエア開始後から一週間聴取可能です。
▼radiko
https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20240707220000■番組概要
放送局:J-WAVE(81.3FM)
番組名:J-WAVE SELECTION RADIO SAKAMOTO extension “長電話”
放送日時:7 月7 日(日)22:00~22:54
出演:U-zhaan(タブラ奏者)、山中瑶子(映画監督)