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テキサスのカントリー・シンガーソングライター、キンキー・フリードマン死去

2024/06/28 11:06掲載
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Kinky Friedman
Kinky Friedman
テキサスのカントリー・シンガーソングライター、キンキー・フリードマン(Kinky Friedman)が死去。フリードマンのSNSアカウントで発表。79歳でした。

リチャード・サメット・フリードマンは1944年10月生まれ。フリードマンは子供の頃から天性のエンターテイナーで、高校在学中からユーモラスな曲を作り始めた。テキサス大学オースティン校在学中に最初のバンド、キング・アーサー&ザ・キャロッツを結成。1966年、学位とともに卒業したフリードマンは、同じ学生でミュージシャンのチンガ・チャビンから、その巻き毛から「キンキー」というニックネームをつけられた。

1973年には、幼なじみのジェフ・"リトル・ジューフォード"・シェルビーとともに、風刺バンド、キンキー・フリードマン&ザ・テキサス・ジューボーイズを結成。グループの最も有名なアルバム『Sold American』には、ホロコーストを歌ったバラード「Ride 'Em Jewboy」や「We Reserve the Right to Refuse Service to You」といった挑発的な曲が収録されている。フリードマンはカントリー・シーンのカルト的存在となった。

1980年代、フリードマンは、自らを現代のシャーロック・ホームズと見なすキンキー・フリードマンという主人公を中心にした探偵小説を書き始めた。その後、フリードマンはコラムニストとなり、州政治やテキサスの歴史について執筆。2006年にはテキサス州知事選に立候補して落選している。