サミー・ヘイガー、ヴァン・ヘイレン2004年ツアーについて回想　「人生最悪の経験だった」

サミー・ヘイガー（Sammy Hagar）はAXS TVの新しいインタビューの中で、復帰して行われたヴァン・ヘイレン（Van Halen）の2004年ツアーについて振り返り、「人生最悪の経験だった」と表現しています。

2004年6月11日から11月19日まで行われたこのツアーは、ファンからも評論家からも厳しい評価を受けました。ヘイガーは、途中でツアーを辞めようとしたことを認めています。

「エディはアルコールとドラッグで完全におかしくなっていた。かわいそうに、彼は本当にひどい状態で、死ぬんじゃないかと思ったよ」

ヘイガーは演奏があまりにひどくて、エディがどの曲を演奏しているのかさえわからないような夜があったことを思い出しながら、40公演を終えた時点で辞めたいと思ったことを振り返っています。

「もうこれ以上はできないと言った。

最悪だった。彼は、みんなにひどいことをした。完全に狂人だった。こんな人には今まで会ったことがない。4000フィート上空でG5飛行機の窓をワインボトルで割ろうとするなんて......しかも飛行機は俺たちのじゃない、レンタル機だよ！」

ヘイガーはツアーに留まった唯一の理由は、彼がサインした契約により、ツアーを離脱することは、ツアーが中止された場合に他のバンドメンバーが失うことになる収益を全額補償しなければならないことを意味すると言われたからでした。

ヘイガーはこうも話しています。

「でもね、エディは優しい人間なんだ。才能があるし、優しくて素晴らしい男なんだけど、彼には悪魔がいるんだ...そういう人は彼だけじゃないんだけど、悪魔が彼を支配しているのを見た時は哀れだったよ」