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ダリル・ホール「僕はずっとソロ・アーティストだといつも言ってきた。ジョンとは一緒に仕事をしていただけなんだよ」

2024/06/24 20:56掲載
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Hall and Oates
Hall and Oates
ホール&オーツ(Hall and Oates)は2人はデュオは永久に終わりだと公言しています。ダリル・ホール(Daryl Hall)は最新ソロ・アルバム『D』のリリースにあわせた米ビルボード誌の新しいインタビューの中で、ホール&オーツの解散についても語っています。

ホール&オーツは2022年まで一緒にツアーを行っていましたが、2023年にある問題が起きます。ジョン・オーツ(John Oates)が2人のジョイントベンチャーであるホール・オーツ・エンタープライズの株の半分をホールの同意なしにプライマリー・ウェーブ社に売却しようとしました。このジョイントベンチャーは、ホール&オーツの商標、個人の氏名・肖像権、レコード・ロイヤリティ収入、ウェブサイト、ソーシャルメディアの資産を管理しています。同年11月には、ホールはオーツが株を売却するのは2人の事業契約の条件に違反するとして訴訟を起こしました。

2人は2024年春に行われたそれぞれのインタビューの中で、ホール&オーツが正式に終わったことを認めており、それぞれソロ・アーティストとして活動していくとも述べています。

ホールはオーツとの関係について米ビルボード誌でこう話しています。

「ジョンと僕は何十年もの間、クリエイティブな関係ではなかった。ジョンと最後に曲を書いたのは2000年で、それも他の人との共作だった。

僕たちはツアー、ツアーと、ツアーを繰り返したが、それは僕にとってもジョンにとっても非常に制約の多いものだった。本当のところは、ジョンがある日、もうやりたくないと言ったんだよ。僕は“わかった”と言ったが、問題は(オーツが)別れや解散を容易にしてくれなかったことなんだ(※訴訟のことも含まれると思われる)。そこに困難があり、今もまだある。それがすべてなんだ。

僕はずっとソロ・アーティストだといつも言ってきた。ジョンとは一緒に仕事をしていただけなんだよ」

ホールは、自分ひとりでいることに解放感を感じているとも語っています。

「まさにその通りだ。ジョンとは長い間話していないので代弁することはできないが、彼もそう感じていると思うよ。お互いにとって良いことなんだ。僕はこれまで何年もかけて書いた曲を、ホール&オーツ名義だろうが、自分の名前だろうが、すべて演奏することができる。本当に自由なんだ。解放されたんだよ」