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スコーピオンズの伝記映画『Wind Of Change』制作中 60周年を迎える2025年公開予定

2024/06/21 10:25掲載
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Scorpions
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deadlineによると、スコーピオンズ(Scorpions)の伝記映画『Wind Of Change』が制作・開発されており、スコーピオンズが60周年を迎える2025年に公開される予定です。

俳優/プロデューサーのアリ・アフシャールが設立したESXエンターテインメントが開発・制作に携わります。

この映画は「第二次世界大戦後のドイツの焼け野原から立ち上がり、1980年代にマルチプラチナ・ロック・バンドとして世界的なスターダムにのし上がった、ロックンロールへの情熱に燃えた3人のありそうもない友人たちの物語」だという。

この映画の名前は、スコーピオンズ最大のヒット曲となったパワー・バラード「Wind Of Change」に由来します。この曲は1989年にモスクワを訪問した際の印象をクラウス・マイネが綴ったところから生まれたもので、当時のソ連のグラスノスチを祝う歌詞となっています。1989年11月にベルリンの壁が崩壊すると、「Wind of Change」は彼らの母国では東西ドイツ統合を象徴する楽曲として人々に愛され、変革や平和を象徴するアンセムのような存在になりました。このシングルは全世界で1,400万枚を売り上げています。

伝記映画は、フランス生まれの映画監督アレックス・ラナリヴェロ(『American Wrestler: The Wizard』ほか)が監督を務めます。

アフシャールはプレスリリースでこう話しています。

「スコーピオンズの音楽は、私たちの文化に大きく浸透しています。

彼らのサウンドには、このジャンルでは他に類を見ないような感情に訴える魅力があります。それが“Rock You Like a Hurricane”や“Still Loving You”といったヒット曲が今でも頻繁にラジオで流れ、映画のサウンドトラックにも使われている理由のひとつであり、彼らの音楽が世界中の新しい世代のファンとつながりを持ち続けている理由のひとつでもあるのです。

私の家族がイランから逃れて米国に来たとき、スコーピオンズの音楽は私の人生を変えました。いや、救ってくれたと言ってもいいかもしれません。スコーピオンズの物語を伝えることで、同じようなインスピレーションを世界にもたらすことができればと思っています」

映画『Wind Of Change』は今年後半にヨーロッパで撮影が行われ、2025年に公開される予定です。