プリンス一派のウェンディ＆リサとユーリズミックスのアニー・レノックスが新バンド結成　デビュー作は2025年初頭

プリンス（Prince）のザ・レヴォリューション（The Revolution）での活躍でも知られるウェンディ＆リサ（Wendy & Lisa）と、ユーリズミックス（Eurythmics）のアニー・レノックス（Annie Lennox）が新バンドを結成。現在3人でアルバムを制作しており、2025年初頭にリリースされる予定です。

ウェンディ＆リサの2人、ウェンディ・メルヴォワン（Wendy Melvoin）とリサ・コールマン（Lisa Coleman）は米ビルボード誌の新しいインタビューの中で、この新バンドについて話しています。

ウェンディ：
「リサと私とアニー・レノックスはバンドを組んで、今アルバムをレコーディングしているところ。とてもエキサイティングしているわよ。素晴らしい曲もある。私たち3人だけで全部演奏して、彼女（アニー）が歌っている。小さな部屋で、自分たちの手で作り上げている感じね。

私たち3人は、ワシントン州のゴージでジョニ・ミッチェルのライヴに一緒に参加したことがきっかけで知り合ったのよ。3人はお互いに恋に落ちて、今アルバムを作っています」

Ｑ：それはすごいですね。彼女はそれほど頻繁に音楽を発表しているわけではないので。

ウェンディ：
「彼女は14年間、新曲をリリースしていない。これらはすべて、彼女の頭脳と私たちの頭脳から生まれた、まったく新しい曲よ。私たち3人で、本当に素晴らしい音楽を作っています」

Ｑ：音楽の雰囲気というか、ジャンルを表現するとしたら?

リサ：
「今言えるのは、ほとんどの曲が本当にいいということ。とても気分がいい。スタジオでは、世の中で起きている本当に難しいことから離れて、ハッピーでエキサイトすることができるから。スタジオで思いっきり楽しむことができて、とても楽しいよ」

ウェンディ：
「ジャンルを挙げるとしたら、これが何なのか、私たちにもよくわからない。…オルタナティブ・ポップっていう感じかな」

リサ：
「なるほどね」

Ｑ：80年代に活躍していたあなたたちが、1年前まで一度も会ったことがなかったなんて信じられない。

ウェンディ：
「私たちはお互いにすれ違ったり、同じ会場で演奏したり、いろいろあったけど、でも、私たちはいつも1回顔を会わせただけの関係だった。それがゴージでは、まるで“あなたとはずっと前から知り合いだったみたい”という感じだった。今は、お互いにメールをしていて“出会ってから丸1年経ったけど、ずっと前からお互いを知っていたような気がする”と送っている。私たちは家族のような存在。毎週金曜日の夜には夕食を食べるし、日曜日にはランチを一緒に食べて、このアルバムを作るためにずっとスタジオにいる。とてもワクワクしているわよ」

Ｑ：発売はいつ頃でしょうか？

ウェンディ：
「彼女と私たち2人はまさにそのことについて話し合ったばかりよ。来年の初めになるかもしれない。夏の間は作曲に専念し、秋には微調整するつもり。来年の初めにはリリースできるかもしれない」

アニー・レノックスとウェンディ＆リサは、今年2月の＜第66回グラミー賞＞授賞式で共演しており、シネイド・オコナー（Sinead O’Connor）の歌唱でも知られる「Nothing Compares 2 U」をカヴァーしています。以下は当日の映像