主題歌「When the Wind Blows」の歌唱はデヴィッド・ボウイ、映画の音楽は元ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズが担当。核戦争の脅威を描いたイギリス製アニメーション映画『風が吹くとき』の日本語吹替版のリバイバル上映が決定。今回のリバイバル上映にあわせて新たに作られた予告編映像が公開されています。日本語吹替版の監督は大島渚、キャストは森繁久彌、加藤治子です。
■『風が吹くとき』 2024年8月2日公開
原作・脚本:レイモンド・ブリッグズ(「スノーマン」「さむがりやのサンタ」) 主題歌:デヴィッド・ボウイ(「When The Wind Blows」) 音楽:ロジャー・ウォーターズ 日本語(吹替)版監督:大島渚 日本語(吹替)版キャスト:森繁久彌、加藤治子
アニメーション映画『風が吹くとき』は、1986年に英国で制作され、翌1987年に日本でも劇場公開された。「スノーマン」や「さむがりやのサンタ」で知られる作家・イラストレーターのレイモンド・ブリッグズが、マンガのようなコマ割りスタイルで描いた同名の原作「風が吹くとき」(あすなろ書房刊)を、自らも長崎に住む親戚を原爆で亡くした日系アメリカ人のジミー・T・ムラカミ(『スノーマン』)が監督。音楽を元ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズが手掛け、主題歌「When the Wind Blows」をデヴィッド・ボウイが歌っている。さらに『戦場のメリークリスマス』(1983)で生まれたボウイとの友情から、日本語(吹替)版を大島渚監督が担当。また、主人公の夫婦ジムとヒルダの声を森繁久彌と加藤治子が吹き替えたことでも大きな話題を呼んだ一作だ。