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NO WAVEレジェンド、ジェームス・チャンス死去

2024/06/19 10:48掲載(Last Update:2024/06/19 11:05)
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James Chance
James Chance
パンク・ロックの攻撃性とファンクやフリー・ジャズの表現を融合させたミュージシャン、NO WAVEレジェンドのジェームス・チャンス(James Chance)が死去。彼の医療費と生活費を支援するためにクラウドファンディング・キャンペーンが行われていたサイトGofundme内で発表。71歳でした。

チャンスのSNSアカウントによると、米国時間6月18日にニューヨークのテレンス・カーディナル・クック・ヘルス・ケア・センターで亡くなりました。死因は明らかにされていませんが、チャンスの健康状態は数年前から悪化していました。

以下、Gofundmeでの声明より

「親愛なる友人たちへ

ジェームス・チャンス(Siegfried)が長い闘病生活の末、今朝、静かに息を引き取ったことをお知らせします。この2日間、ニューヨークに駆けつけて彼のそばにいてあげられたことを心から感謝しています。彼はまだ意識があり、私たちと会話ができ、音楽活動や子供時代、家族との思い出を語ったりすることができました。

この4年間、皆さまからのご支援に感謝いたします。ジェームスが長期にわたる苦しみと闘う姿を目の当たりにするのは、容易なことではありませんでした。しかし、彼の苦しみは終わり、安らかに眠っています」



■Gofundme内 ジェームス・チャンス支援ページ:
https://www.gofundme.com/f/for-james-chance-and-judy-taylor

たシンガー、サックス奏者、バンドリーダー、作曲家であったジェームス・チャンスことジェームス・アラン・ジークフリートは1953年4月20日、ウィスコンシン州ミルウォーキー生まれ。カトリック系の小学校でアノを始め、18歳でアルトサックスを始める。1975年にニューヨークに移り、ジェームス・チャンスという名前を使い始める。シンガー、ギタリスト、作詞家であるリディア・ランチチをフィーチャーした“NO WAVE”の始祖、ティーンエイジ・ジーザス・アンド・ザ・ジャークスに参加する。

1977年、サックス奏者のデイヴィッド・マレイに師事したジェームスは、即興ジャズやファンクのリズムを混合させた音楽を演奏するバンド、ザ・コントーションズを結成。1978年には、NO WAVEの名コンピレーション・アルバム『No New York』に、ザ・コントーションズのメンバーとして参加した。1979年、デビュー・アルバム『Buy』をリリース。同年、チャンスは新プロジェクト、ジェームス・ホワイト・アンド・ザ・ブラックスを開始。ジェームスはキャリアの残りの間、この2つの呼称を行き来することになる。

ジェームス・チャンスは30年以上にわたって多作なレコーディングを行い、40年のキャリアで20枚のアルバムをリリースした。