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『男と女』でヒロインを演じたフランス人女優のアヌーク・エーメ死去

2024/06/18 20:19掲載(Last Update:2024/06/18 20:27)
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Anouk Aimée - Getty Images
Anouk Aimée - Getty Images
恋愛映画の名作として語り継がれるクロード・ルルーシュ監督の『男と女』(1966年)でヒロインを演じ、またフェデリコ・フェリーニ監督の『甘い生活』(1960年)や『8 1/2』(1963年)、ジャック・ドゥミ監督の『ローラ』(1961年)などにも出演した、フランス人女優のアヌーク・エーメ(Anouk Aimée)が死去。彼女の娘がSNSで、アヌークが6月18日の朝にパリの自宅で亡くなったと発表しています。92歳でした。



アヌーク・エーメはパリ生まれ。両親がともに舞台俳優をしている家庭で育ち、ダンスを習い始めたのちに演劇講座にも通うようになる。1947年、14歳の時にスカウトされ、アンリ・カレフ監督の『密会』(1947年) で映画デビュー。詩人で脚本家のジャック・プレベールが彼女のために書いた『火の接吻』で注目され、1966年には『男と女』でヒロインのアンヌを演じ、アカデミー主演女優賞にノミネート。同作はアカデミー外国語映画賞などを受賞し大ヒットし、トップ女優の仲間入りを果たす。1980年には『Salto nel vuoto』でカンヌ映画祭主演女優賞を受賞した。名実ともにフランスを代表する女優の一人であり、欧州を代表する女優の一人だった。私生活では4度の結婚と離婚を経験、3番目の夫は『男と女』の共演者でもあるピエール・バルーだった。