フリートウッド・マック(Fleetwood Mac)解散。
スティーヴィー・ニックス(Stevie Nicks)は英Mojoの新しいインタビューの中でバンドの将来について語り、「クリスティン(マクヴィー)がいなければ、何もできない。フリートウッド・マックはいかなる形であれ、再結成する可能性はない。彼女なしでは、うまくいくはずがない」と話しています。
ニックスは以前のインタビューでも「続ける理由はない」と言い、ミック・フリートウッドも以前のインタビューで「もう終わりだと思う」だと述べていましたが、ニックスはこの新しいインタビューの中、これまでで最もはっきりとバンドの終わりを宣言しています。
ニックスは2022年秋に脳卒中で亡くなったマクヴィーの死について、こう話しています。
「そういう予兆もまったくなかったので、すべてが驚くほど奇妙だった。電話がかかってきて、飛行機を借りて彼女に会いに行こうとしたんだけど、彼女の家族から“明日はここにいないかもしれないから来ないで”と言われた。そして翌日、彼女は亡くなった。私はそこに行って、彼女のベッドに座って歌ってあげたかった。彼女のそばにいたかった。それができなかったから、とてもつらかった。さよならも言えなかった」
ニックスはまた、不仲になった後、2018年にバンドを脱退した
リンジー・バッキンガム(Lindsey Buckingham)について、仮に2人が和解したとしても、それは必ずしも最後のツアーへの道が開けるわけではないとも話しています。
ニックスはバッキンガムが2019年に緊急開胸手術を受けたことを引き合いに出して「リンジーとまた一緒に仕事ができると思っていても、彼は健康上の問題を抱えている。私が言うことではないけれど、フリートウッド・マックのような1年半に及ぶツアーをリンジーができるかどうかはわからない。とても過酷だから」と話しています。
ニックスはソロ・ツアーに満足しており、フリートウッド・マックのレガシーを自分自身で祝うつもりだと語っています。
「ステージに立つと、自分のバンドをとても誇らしく思う。今はソロ活動に専念できる。今はやりたいことが何でもできるし、立ち止まってフリートウッド・マックに戻る心配もない。
私のセットには、フリートウッド・マックの曲が満載よ。フリートウッド・マックがなくなった今、“ザ・チェーン”のような(ソロで)やったことのない曲をやるための扉も開いた。私はできる限り、フリートウッド・マックの音楽を生き続けさせるつもりよ」