MR.BIGの
ビリー・シーン(Billy Sheehan)はスリーフィンガー奏法について「スリーフィンガー奏法は、実はかなり簡単なんだ。ビデオゲームの攻略パターンを覚えるようなものだよ」と米Bass Playerで話しています。
「すべて常識的で自然な動きなんだ。
スペースインベーダーとか、そういうゲームが出始めた頃、何人かが次々とハイスコアを叩き出す中、僕はそれに遠く及ばなかった。ただひたすら何でも撃ちまくっていたんだけど、ハイスコアを叩き出すヒーローたちのプレイを見て、ハッと気づいたんだ! 彼らはパターンに従ってプレイしていて、ターゲットの動きを予測していたんだよ。
それだ。僕はそのシステムを自分のベース演奏に応用した。コードの形をとてもよくわかるようになったので、フレットボード上を自由に動き回れるようになった。高速演奏を実現するには、おそらく3つのパターンを使っているよ」
「小節ごとに、1拍目のアクセントを人差し指、中指、薬指と、違う指で弾いて、それを繰り返すんだ。混乱するよね。考えながらだとうまくいかない。何千回ものの演奏でそれを叩き込み、自分の手を機械のように動かすようにしたんだ。息をするのと同じくらい自然に演奏が流れるように心がけている。ソロのときでさえ自動的なんだ。とにかく経験に基づいて動かしているんだよ!」
Q:一見難しそうに見えるあなたのスタイルは、実はとてもシンプルなのですか?
「スリーフィンガー奏法は、実はかなり簡単なんだ。誰でも最終的には弾けるようになる。ビデオゲームの攻略パターンを覚えるようなものだよ。ベースギターでも同じことができるけど、だからといって音楽はそれだけじゃないよ。僕は長い間、奏法には全く注意を払っていなかった。誰かに説明しなければならなくなったときに、ようやく理解したんだ」