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『サイボーグ009』誕生60周年記念 豪華執筆陣9名による小説集『サイボーグ009トリビュート』発売 オール読み切り・完全新作

2024/06/14 13:22掲載
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サイボーグ009トリビュート ©石森プロ
サイボーグ009トリビュート ©石森プロ
『サイボーグ009』誕生60周年記念。石ノ森章太郎による傑作SFマンガ『サイボーグ009』を原作とした豪華執筆陣9名による小説集『サイボーグ009トリビュート』が河出書房新社の河出文庫より7月8日に発売されます。オール読み切り・完全新作の豪華アンソロジーです。

以下インフォメーションより

■天才マンガ家、石ノ森章太郎による不朽の名作『サイボーグ009』

『サイボーグ009』は、1964年「週刊少年キング」7月19日号より連載が開始され、その後も「週刊少年マガジン」、「冒険王」、「COM」、「マンガ少年」、「週刊少年サンデー」、「SFアニメディア」など、複数の出版社のさまざまな雑誌で描きつがれてきた、石ノ森章太郎のライフワークとされる作品です。

■『サイボーグ009』誕生60周年を記念して、「九人の戦鬼」が集結!

2024年7月、『サイボーグ009』が誕生60周年を迎えることを記念して、辻真先、斜線堂有紀、高野史緒、酉島伝法、池澤春菜、長谷敏司、斧田小夜、藤井太洋、円城塔の各氏が集結(収録順)。

まさに「九人の戦鬼」と呼ぶべき豪華執筆陣が、このSFマンガの金字塔を原作としたオリジナル小説を競作。書き下ろしアンソロジー『サイボーグ009トリビュート』が誕生しました。

執筆者の一人で、『サイボーグ009』テレビシリーズ第1作(1968年放送)のメイン脚本家を務めた辻真先さんは、テレビシリーズ第1作の中でも名エピソードとして名高い最終回「平和の戦士は死なず」を、今回なんと自らの手でリメイク。

『サイボーグ009トリビュート』は、古参ファンはもちろん、初めて本作の世界に触れる読者にとっても、きっと心をつかまれ、魅了される珠玉のトリビュート作品集です。

■収録作品紹介

・辻真先「平和の戦士は死なず」

テレビシリーズ第1作の名エピソード、同題の最終回をオリジナル脚本家が自らリメイク!

・斜線堂有紀「アプローズ、アプローズ」

原作屈指の名作「地下帝国"ヨミ"編」後日譚。サイボーグ戦士、誰がために闘う?

・高野史緒「孤独な耳」

003のバレエ公演にともない、001=イワン・ウイスキーが初めて生まれ故郷に帰郷する。

・酉島伝法「八つの部屋」

ジェット・リンクはいかにして002になったか。ゼロゼロナンバー・サイボーグ誕生秘話。

・池澤春菜「アルテミス・コーリング」

その目と耳であるがゆえに、003=フランソワーズ・アルヌールが出会えた奇蹟。

・長谷敏司「wash」

60年にわたり戦い続けた004=アルベルト・ハインリヒ、過去の亡霊と再会。

・斧田小夜「食火炭」

張々湖飯店を見舞った奇妙な出来事が、006=張々湖を過去へといざなう。

・藤井太洋「海はどこにでも」

火星探査団救難船に潜入捜査中の008=ピュンマは、謎の事故に巻き込まれる。

・円城塔「クーブラ・カーン」

009=島村ジョーたち9人のサイボーグ。彼らは、楽園を築く者たちか。
■『サイボーグ009トリビュート(河出文庫)』

原作:石ノ森章太郎

著者:辻真先、斜線堂有紀、高野史緒、酉島伝法、池澤春菜、長谷敏司、斧田小夜、藤井太洋、円城塔

仕様:文庫判/512頁

定価:1,210円(本体1,100円)

発売日:2024年7月8日

ISBN:978-4-309-42122-3

※収録作「平和の戦士は死なず」(1968年放送TVアニメ『サイボーグ009「平和の戦士は死なず」』より):[協力]東映アニメーション ©石森プロ・東映アニメーション

©石森プロ

■文藝別冊『総特集 石ノ森章太郎 増補新版』

マンガを革新した天才の巨大な業績を貴重なインタビュー、豪華寄稿陣によるエッセイでたどる唯一無二の総特集です。

編集:河出書房新社編集部

仕様:A5判/240頁

定価:1,650円(本体1,500円)

発売日:2024年6月26日

ISBN:978-4-309-98071-3