米国の中西部ウィスコンシン州マディソンにあるレコード店のオーナーは思いがけない来客に驚く。
ロバート・プラント(Robert Plant)だった。6月8日にアリソン・クラウスとのコンサートをマディソンで行ったプラントはそのまま残り、10日にマディソンにある、このレコード店B-Side Recordsにやってきました。プラントが購入したレコードは何だったのでしょうか? オーナーが写真をSNSで公開し、またオーナーはウィスコンシンの公共ラジオ局WPRの取材に応じています。
プラントは10日の午後に同店を訪問しました。オーナーのスティーヴ・マンリーは当日のことをこう振り返っています。
「(プラントは)通りすがりにチラッとこちらを見ました。僕は彼だと気づきましたが、何も言いませんでした。彼はそのまま店の奥に行って、店内を見て回っていたので、僕はそのままにしておきました」
約20分後、プラントは再びマンリーに近づきました。プラントは店のスピーカーから流れている曲を尋ねました。それはシカゴのインディーロックバンド、ラットボーイズ(Ratboys)が2023年に発表したアルバム『The Window』でした。
プラントはこのアルバムを購入し、マンリーから写真撮影を頼まれてポーズをとりました。マンリーはSNSでこの写真を共有し、こうコメントしています。
「お買い物ありがとうございました!プラントさんはとても気さくな方で、ラットボーイズの最新アルバム『The Window』を選んでくださいました。素晴らしいチョイスです。ちょっと落ち着かせてください」
同店で40年以上働き、15年以上前からオーナーを務めるマンリーにとって、プラントの訪問は、これまでに訪れた有名人の中で最大の経験だったという。彼はレッド・ツェッペリンを聴いて育ち、数年前にシカゴでプラントの公演を観たという。
マンリーは、プラントが2017年にリリースしたソロ・アルバム『Carry Fire』にサインしてくれるよう頼みました。
「“いいね。素晴らしいレコードだよ。かけてみたらどうだ?”と言ってくれたので、かけました。すると、彼は“音量を上げろ”と言ったので、そうしました。とても楽しくて、エキサイティングで、まったく予想外でした」