マーティ・フリードマン(Marty Friedman)は歌詞を書くことが苦手だという。かつて
デイヴ・ムステイン(Dave Mustaine)にメ
ガデス(Megadeth)の歌詞を考えろと言われて書いたものをデイヴに見せたら「ギターを弾くことに専念した方がいい」と言われたという。ポッドキャスト『The Rock Is George Podcast』の新しいインタビューの中で、こう話しています。
「歌詞は多くの人にとって意味のあるものだけど、それは僕がとても、とても欠けていることの一つなんだ。僕は歌詞がどうしても書けない。本当におかしな話だけど、僕には歌詞を書く才能がまったくないんだ」
マーティは自分の「欠点」を説明するために、かつてデイヴ・ムステインからメガデスの曲の歌詞を書くように言われたことを振り返っています。
「メガデスに入ったばかりの頃、デイヴ・ムステインが僕のところにやって来て“歌詞を書いてみないか”と言ったんだ。僕は“うわ、そんなことを頼んでくれるなんて、本当にありがたい”と思ったよ。それで歌詞を書いてみたら、彼から“ギターを弾くことに専念した方がいいんじゃないかな”と言われたんだ(笑)。それから僕はその通りにしたんだ。僕にはまったく理解できないし、言ってみれば、その遺伝子を僕は持っていないんだよ」
マーティは同じインタビューの中で、日本の音楽ファンの素晴らしいところについて、こう話しています。
「日本人の素晴らしいところの一つは、他の国もそうであってほしいんだけど、言語に関係なく音楽を聴くところ。言葉が分からなくても、あらゆる文化、あらゆる国の音楽を聴くんだ。アメリカで育ってイタリア語の曲を聴くなんて、しかも、それが今広く聴かれるものになっているなんて想像もできないよ。でも、日本は音楽文化がとても根付いている国なので、あらゆる音楽に大きな需要がある。重要なのは、メロディがベースになっているということなんだ」