リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore)は、最も象徴的なフェンダー・ストラトキャスター・プレイヤーの一人ですが、ストラトを弾き始めるきっかけのひとつは、
エリック・クラプトン(Eric Clapton)から不要になったストラトを購入したことだったという。ブラックモア本人が米Guitar Worldの新しいインタビューの中で話しています。
「1969年、俺はディープ・パープルにいて、ロンドンのアクトンに住んでいた。バンド全員が同じ家に住んでいて、エリック・クラプトンのローディーが、俺のローディーの知り合いだったことから、ストラトを持って、その家にやって来たんだ。
黒だったと思う。俺は彼に“そのギターを売ってくれない?面白そうだし、ストラトを試してみたいんだ”と言った。すると彼は“60ポンドで売るよ”と言ったので“わかった、いいよ”と言ったんだよ。そうやって、エリック・クラプトンの古いストラトを60ポンドで買ったんだ。彼はそれをローディーにあげたぐらいだから、明らかにいらなかったんだろう」
ブラックモアにとって初めてのストラトでした。ブラックモアはそれまではギブソンのES-335を使用していましたが、このやりとりが「ストラトを弾き始めるきっかけのひとつ」だったと語っています。
クラプトンがかつて使用したそのギターは、
ディープ・パープル(Deep Purple)の1969年アルバム『Deep Purple(邦題:ディープ・パープル III)』時代のBサイド曲「Emmaretta」で使用されましたが、ネックが反っていたため、ブラックモアはすぐにロンドンの店で新しいモデルを2本購入したという。