Brother Marquis of 2 Live Crew, photo by Jeff Kravitz/FilmMagic
ヒップホップ・グループ、
ツー・ライヴ・クルー(2 Live Crew)のメンバーであるBrother Marquisが死去。57歳でした。
サイトTMZはグループのマネージャーに亡くなったことを確認しています。6月3日に亡くなったようで、死因に事件や事故の可能性はないそうですが、詳細は不明です。
Brother Marquisは本名マーク・ロス。フロリダ州マイアミをベースとするツー・ライヴ・クルーの創設メンバーではなかったが、80年代から90年代にかけてのヒップホップ界において、彼らが巨大な存在となるのに大きく貢献した。
ツー・ライヴ・クルーは、性描写の下ネタ連発の独特のスタイルのラップ歌詞内容から黒人の若者のみならず、白人の青少年も聴く様になりヒットを飛ばした。
サード・アルバム『As Nasty as They Wanna Be』(1989年)は米連邦地裁判事によって法的にわいせつであると宣告され、全国的な監視下に置かれた。その結果、連邦控訴裁判所が判決を覆すまで、判事の管轄下にある郡のいくつかの商店や小売店は、一時的にアルバムの販売を禁じられた。
1990年にリリースされた4枚目のアルバム『Banned in the U.S.A.』は、全米レコード協会(RIAA)が米国内で販売される“不適切な歌詞”が使われていると判断された作品に警告として貼っている「ペアレンタル・アドバイザリー」ステッカーが最初に貼られた作品でもあった。