プログレッシヴ・ロックを代表するバンド、イエスの2年ぶりとなる来日公演が決定! イエスは1969年7月のレコード・デビューから今年で55周年を迎え、今回の来日公演はその記念公演という位置づけになる。さらに今回の来日公演は、1973年のリリースから50周年を迎えた『海洋地形学の物語』をフィーチャーした昨年秋のアメリカ・ツアーの流れを引き継ぎ、加えて現時点での最新作『ミラー・トゥ・ザ・スカイ』(2023年5月リリース)を引っさげての凱旋公演となる。 今回特に注目したいのは『The Classic Tales Of Yes』と題されたジャパン・ツアーのセット・リストである。長い活動歴のなかから誰もが知る代表曲や、コアなファンも唸るようなレア曲までもがセット・リストに組み込まれていて、まさにデビュー55周年を祝うオールタイムな選曲となっているのが特徴である。重厚な「マシーン・メシア」や日本初演奏予定の「究極(Going For The One)」と「イット・ウィル・ビー・ア・グッド・デイ(ザ・リヴァー)」に、亡きアラン・ホワイトに捧げる「世紀の曲り角(Turn Of The Century)」や「アメリカ」など、現在のメンバー構成となってから初めて演奏される楽曲がずらりと並び、過去類を見ないイエス・ファン垂涎のセット・リストとなる。特筆すべきは1973年にリリースされたアルバム『海洋地形学の物語』の50周年を記念した「全曲メドレー」で、2枚組全4曲でトータル80分に及ぶこの大作のエッセンス(聴きどころ)をギュッとコンパクトに編集した約20分のヴァージョンは、この壮大な作品を再確認、再評価する絶好の機会となるだろう。 見どころ聴きどころ満載の公演をお見逃しなく!