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エリック・クラプトンが「Tears in Heaven」の作曲に使用したアコースティック・ギター 1600万円で落札

2024/05/31 09:51掲載
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Eric Clapton's ‘Tears in Heaven’ guitar - The 1977 Juan Alvarez acoustic guitar
Eric Clapton's ‘Tears in Heaven’ guitar - The 1977 Juan Alvarez acoustic guitar
エリック・クラプトン(Eric Clapton)が1992年のシングル「Tears in Heaven」の作曲に使用したアコースティック・ギターがオークションに出品され、101,600ドル(約1600万円)で落札されています。

この1977年製ホアン・アルバレス(Juan Alvarez)・アコースティック・ギターは、クラプトンが「Tears in Heaven」の作曲に使用する以前、もともとはミュージシャンで音楽プロデューサーのジョン・ポーターが所有し演奏していました。

今回のオークションでは、1977年にクラプトン一緒にヨーロッパツアーを行ったジョン・ポーターのサイン入り鑑定書と、クラプトンのサイン入りの証明書が添えられています。

ポーターはこのギターについて、こう書いています。

「ツアーの最終公演はバルセロナだった。私たちは数日間そこに滞在し、エリックがスパニッシュ・ギターを手に入れたいと言ったので、一緒に何か良いものがないか見に行かないかと誘いました。

私たちは街中のギターをくまなくチェックし、熟考の末、マドリードのギター製作家ホアン・アルバレスによる、ほぼ同じデザインのギターを2本手に入れました」

クラプトンはポーターにどちらのギターが良いと思うかと尋ね、ポーターが選んだ後、クラプトンはもう一方のギターを選びました。それから数ヶ月後、クラプトンはポーターにバルセロナで選んだギターを売ってくれるよう懇願しました。

「彼はステージで1本を使い、もう1本は自宅で曲作りに使いたいと言っていました。私は断ったのですが、エリックと彼のギターテックであるリー・ディクソンにしつこく言われたので、エルに永久的に貸すと言いました。

私たちが初めてギターを手にした時の素晴らしい思い出があります。私たちはよく一緒に演奏し、そのときに作った曲の多くは“Tears in Heaven”を含め、この2つの楽器を使って作られました」