ザ・ポーグス(The Pogues)のカヴァーでも知られる「Dirty Old Town」は、英フォーク・ミュージシャン、故イワン・マッコール(Ewan MacColl)が1949年に書いた曲です。この曲にはオリジナル・ヴァージョンにはあったものの、1951年にイワンによって放棄した歌詞の一節があったという。長く失われていたその一節がイワンの妻によって披露されることになりました。
「Dirty Old Town」は、イワンが故郷サルフォードを描いた1949年の劇『Landscape with Chimneys』のために書いた曲でした。フォーク・ファンにはすでに愛されていたこの曲は、1968年にザ・ダブリナーズ(The Dubliners)、1985年にザ・ポーグスによってカヴァーされ、新たな命が吹き込れました。その後も、さまざまなアーティストがカヴァーしています。
1977年にイワンと結婚したアメリカ人歌手のペギー・シーガーは、6月にサルフォードで開催されるフェスティバル<We Invented the Weekend>での一回限りのパフォーマンスで、長く失われていた一節を加えた歌詞でこの曲を披露する予定です。