Black Sabbath / Forbidden
ブラック・サバス(Black Sabbath)の1995年アルバム『Forbidden』は、
ICE-T率いる
ボディ・カウント(Body Count)のギタリスト、アーニー・Cがプロデュースしました。
トニー・アイオミ(Tony Iommi)は英Classic Rockの新しいインタビューの中で「『Forbidden』は何年も俺の悩みの種だった。ICE-Tのことはよく知っていたが、まさか彼がギタリストをアルバムのプロデュースに連れてくるとは思わなかった」と当時を振り返っています。
ICE-Tは、同作のオープニング曲「The Illusion of Power」でスポークン・ワードを披露しています。
アイオミはインタビューの中で、こう話しています。
「『Forbidden』は何年も俺の悩みの種だった。ICE-Tのことはよく知っていたし、彼が素晴らしいことも知っていたが、まさか彼がギタリストをアルバムのプロデュースに連れてくるとは思わなかったよ。
バンドが自分たちのサウンドと求めているものを正確に理解しているとき、外部の人間を連れてくるのはとても邪魔なことなんだ。気がつくと俺は傍観者になっていた。俺たちの状況全体が、とてももろいものになっていたんだ」
当時ヴォーカルを担当していた
トニー・マーティン(Tony Martin)は、こう話しています。
「なぜICE-Tとアーニーが起用されたのか、俺にはその理由はわかるよ。エアロスミスとRun-D.M.C.が(Walk This Wayを)大ヒットさせたからね。
俺がアルバムに参加するかどうかもわかならかったんだ。ICE-Tは“何かを歌う”ために参加することになっていたからね。それが1曲なのか2曲なのか、あるいはそれ以上なのかと聞いても、誰もわからなかったんだ」
『Forbidden』は、アイオミが新たにリミックスした新ヴァージョンが、トニー・マーティン時代の音源を集めたボックスセット『Anno Domini: 1989 - 1995』に収録されます。このボックスセットは海外で5月31日発売。
アイオミは以前に「アーニーが(オリジナル・アルバムで)使っていないギターをいくつか見つけたんだ。制約の中、俺はものすごく良い音にすることに成功した」と話しています。