今作には数多くの素晴らしいカヴァーが収録されており、アルバムはトニー・モムレルとデボラ・ボンドがバッキング・ヴォーカルを務める、メイナード・ファーガソン「Mister Mellow」で幕を開ける。アルバムのリード・シングルである「Down For The Third Time」は、1978年のボビー・コールドウェルの名曲をファンキーにリメイクしたもので、ナタリー・ダンカンがヴォーカル、ドミニク・グローヴァーとチャーリー・アレンがそれぞれトランペットとギターを担当。
もちろん、カヴァーだけでなくオリジナルの楽曲も充実。前作『Expansions & Visions』に収録された人気曲「Hard Boiled」に参加したインドネシアの若手ハーモニカ奏者、レガ・ダウナをフィーチャーした 「Santiago」と、ドミニク・グローヴァーがフリューゲルホルンを、グラハム・ハーヴェイがキーボードを担当した「In Search of the Blue Note」は、「ニューヨークのジャズの歴史とナイトライフにインスパイアされた」とブルーイは語っている。 メロウかつファンキーなグルーヴの魅力がとことん詰まった、アシッド・ジャズシーン最高峰バンドの面目躍如たる傑作をご堪能あれ。
<Track List> 1. Mister Mellow 2. Honey 3. Mystic Brew 4. Down For The Third Time 5. Twilight Reimagined 6. The Boy Beneath The Sea 7. We Fight We Love 8. In Search Of The Blue Note 9. Sing To My Beat 10. Santiago